インカーブの絶対的エース

今日、SCOPE(スコープ) NEW YORK 2015に出品するメイン作品が完成しました!!
アーティストは寺尾勝広です。
どうですか、この仁王立ちした腕組みスタイル姿。
タイトルは「ニューヨーク今と昔とアメリカ国旗」、サイズは1303×3880mmです。
描き終わった直後に感想をお伺いしたら「オバマ大統領にみてほしいなぁ〜」とのこと。
この自信、さすがインカーブの絶対的エースです。
3月6日からNYでお披露目です。
ヤンキーたちの度肝を抜いてくれ!!
http://scope-art.com/shows/new-york-2015/about/
20150214-059★

もう10年ほど前からでしょうか、老いること、死することへの関心
(納得といったほうが収まりはいいかもしれません)が高まってきました。
それは決してポジティブなものではありません。
かといってドロドロのネガティブなものでもありません。

建築家のミース・ファン・ドル・ローエは
「朽ちていくことで美しくなる材料を選択しなさい」と、著書で述べていました。
グラフィックデザイナーの原研哉は著書『Ex-formation皺』で
「ものは流れる時間の中で皺とともに存在し、その痛んでいくプロセスにこそ
デザインは向けられるべきである」と。

朽ちていくことや、痛んでいくことは案外どころか、とても美しいものです。
いまひび割れた器を金継ぎに出しています。
もう、20年ぐらい使っている日用品です。
作家と言われる高尚な方がつくったモノでも、高額なモノでもありません。ただのモノです。
でも、僕の小さな手にはとてもなじみます。
一旦、お浄土に還ったつもりが、またこの世に戻って来てくれます。
ひび割れた器も人も往相還相を繰り返しながら、美しくなれるんじゃないか……なんて考えています。
それが僕の老いること、死することの今日現在の収めかたです。
壊れた器が還ってきたら美しい姿を見てやってください。
その時は写真入りで。

インカーブでつくった小論文

抗うことのできないことについて、みんなはどう考えているのだろう?
例えば「日本の人口は確実に減っていくこと」について。
1年間近くかけてインカーブのスタッフたちと話しをしました。
そして、小さな冊子にまとめました。
販売目的で書いたものではありません。なので発行部数は10冊です。

ところで、インカーブのスタッフの大半は芸術系の大学を出ています。
卒業時も卒業論文ではなく、卒業制作。
よって文章を書くのが苦手だと思っている節があります。
それは能力不足ではなく、ただの経験不足なだけなのですが。
特に論文のように過去の資料を揃え、肯定や否定を加えながら、
コネクリ回して自らの論を昇華していくことに慣れていません。
そこで今回の冊子に収められた文章は論文(5000文字)の体をとりました。
たかが5000文字ですが、スタッフにとっては涙ものだったようです。
やり慣れないことへの憂鬱感で「退職したほうが楽かも……」なんて
考え込むスタッフもいたようです。
でも、やってみれば案外ってこともあるわけで、
ヒョウタンから駒なんてこともざらにあるわけです。
抗することのできないことは毎日のように起こっています。
でも、生きていかねばなりません。
時々、論文のお作法を思い出すのも役に立ちそうです。
スタッフのみんな、ほんまご苦労様でした。
退職者ゼロでよかった、よかった。
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削ぎ落していって、燃えかすのような作品が好きでたまりません。
ZOZOを率いる前澤友作さんが、ドナルド・ジャッドと河原温のコレクション展を京都で行います。
ジャッドの作品に出会ったのはの大雪のNYでした。
刃物のような塊は饒舌ではなく、具象のように情念の混沌を表現していません。
だから、惹かれます。
美術批評なんて寄せ付けない、燃えかすのような作品……ぜひ、冬の京都で。
http://gendai-art.org/exhibiti…/onkochishin_kyoto/index.html
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美女とお目にかかったのは昨年の「アートフェア東京」の会場でした。
第一声は「朝日新聞のbeでご紹介されていたアトリエインカーブの絵を拝見したくてお邪魔しました」。
むむむ、美女なだけではなく、何か訳あり!?
謎めいた美女・杉本志乃さんの企画で実現したのが、
昨年末に行われた六本木・ヒロミヨシイギャラリー2階の展覧会でした。
オープニングレセプションだけでも150名。展示された作品は、数日で完売しました。
美女との出会いは、インカーブをまた違ったステージに運んでくださったようです。
人と人が繋がって、分かれて、また繋がって、常はなくて……。
人と人のご縁はほんと不思議です。
ただ、40歳を越えた頃から「あ、この人は悪縁かも。この人は善縁」と感じるようになりました。
つまり、ウサンクサイかどうかがピンとくるようになりました。
この嗅覚って実は大切です。
大切な人と出会う為にも、悪縁を切る為にも、クンクンして危険を察して逃げる!!って意味があるようです。
なぜ、彼女が昔々の朝日新聞のbeを手元に置いてくださっていたのか。
なぜ、彼女はインカーブとご縁を結ぼうとされたのか。
「なぜ」の答えは、その人の歴史を丹念に拾っていくと合点がいくもんです。
美女とインカーブのご縁は「訳」あって、あっさり繋がりました。
その訳は3月号の『STORY(ストーリー)』に紹介されています。
紙面の都合で短いインタビュー記事しか掲載されていませんが、その訳を感じていただけると思います。
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