過去の記事 → 2022年06月

アトリエ インカーブのアーティスト・新木友行さんが
大阪府立住之江支援学校でおこなった授業の様子をご紹介する
冊子『ぼくが みんなに つたえたい こと』を、オンラインにて公開いたします!!
http://b-incurve.jp/shinki_tsutaeru.html

2021年夏、新木友行さんが大阪府立住之江支援学校で授業をおこないました。
『ぼくが みんなに つたえたい こと』は、その時の授業をご紹介する冊子です。
授業の内容や生徒のみなさまの感想に加え、
新木さんの作品や支援学校教諭の方々へのインタビューを収録しています。
冊子は、子どもたちが自分自身の「これから」を考えるきっかけになることを願い、
大阪府内の支援学校へお配りしました。
これらは、文化庁「令和3年障害者等による文化芸術活動推進事業
(文化芸術による共生社会の推進を含む)」の委託事業として行ったものです。

冊子刊行後、大変ありがたいことに多くの方々から閲覧のご要望をいただきました。
そこで、より多くの方に新木さんの想いを届けることができるよう、
冊子全文をオンラインで公開させていただきます。
アーティストとして活躍する新木さんが、子どもたちに贈る言葉とアートをお楽しみください。
冊子のデータはダウンロードしていただくことも可能です。
様々な場面でご活用いただければ幸いです。

また、東京都美術館で開催される「だれもが文化でつながる国際会議」の
ネットワーキング・プログラム(2022年7月3-7日)の中で、
文化庁の取り組みのひとつとして本冊子が紹介されます。
(詳細はこちら:https://creativewell.rekibun.or.jp/conference/

ズラしてくれる人も媒体も

小学校時代に足繁く通った本屋さんには気の合う大将(オーナー)がいました。
ジュースやお菓子をくれて長話の私の相手をしてくれます。
大人になってからは大阪の柳々堂や京都の大龍堂(両店とも建築系の専門書店)
でもコーヒーを出してくれる大将がいました。
飲み食いしながら自分が求めていた本以外に興味をズラしてくれる大将が好きでした。
拙著『なぜ「弱い」チームがうまくいくのか』が紹介された
MARUZEN&ジュンク堂書店が発行している
フリーペーパー「書標」(2022年6月号)もズラしてくれます。
人文科学から芸術、自然科学、社会科学(ちなみに『なぜ「弱い」』は社会科学に書評が出ています)、
児童書などの「新刊・話題書」が選定されていて、自分が求めていた本以外に興味をズラしてくれます。
本当はコーヒーなんかを注いでもらいながら、やんわりとズラしてくれるのがこの上ない幸せですが、
それはそれとして、凝り固まった頭をほぐしてくれる大将も媒体も私の貴重な外部ブレーンです。

拙著『なぜ「弱い」チームがうまくいくのか』が「週刊 東洋経済」6/18号で紹介されました。
短評ですが、しっかりエッセンスを捉えてくださっています。
その一文に「”異色”の組織論、リーダー論、認識論であり、
どれも実践に裏打ちされた説得力に富む」とありました。
社会福祉の分野から「週刊 東洋経済」に書評が出ること自体が”異色”だそうです。
ただ「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」という
二宮尊徳の言葉を思いおこせば、経済分野で道徳や社会福祉を論じること、
逆に道徳や社会福祉の分野で経済を考えることは”異色”とはいえません。
先きが読めない時代だからこそ”異色という逆張り思想”があってもいいし、
それが求められているように思っています。

昨日、阪急うめだの「art & love」展が無事に閉幕しました。
たくさんご来場いただき心から感謝申し上げます。
作品のご購入も多く、くわえてグッズや書籍は完売が出るほどでした。
そして今日からはアフターセール。
展示していた以外の作品をご所望いただいたり、これからの作品の完成を待ってくださったり。
アーティストになり変わって(なんて出来ないですが)感謝申し上げます。
ps微妙なコロナ禍だったのでインカーブのスタッフを会場に派遣しませんでした。
その分、阪急の売り場スタッフさんには心労をおかけしました。
お詫びと感謝とまぜこぜな思いです。



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