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来月11月2日(日)14時30〜15時30。
「スペシャルオリンピックス日本・愛知25周年記念事業」で講演をさせていただきます。
場所は名古屋学院大学 名古屋キャンパス しろとり 翼館4階「クラインホール」。
タイトルは「弱くなれる力 ーインクルーシブ時代のチームワーク論ー」です。
一般の方もご来場いただけます。
詳しくは添付のPDFをご覧ください。
スペシャルオリンピックスでは、障がいのあるアスリートではなく”アスリート”と呼びます。
インカーブでは障がいのあるアーティストではなく”アーティスト”と呼びます。
スペシャルオリンピックスもインカーブも同じ地平を目指しているようです。
なので、お話をしてみたいと思いました。
お時間があえば、お越しください。

「INCURVE ALLSTARS 2025」The 3rd

今週11月1日(土)から、京都にあるインカーブのギャラリーで展覧会
「INCURVE ALLSTARS 2025」の第3回会期がはじまります。
「The 3rd」では、井戸友香里・宇内弘征・岡崎修介・北池裕一・新木友行
・西川遼志・西山陽太が出品します。
好きなことをまっすぐ見つめ、ひたむきに手を動かす。
作品に込められた、それぞれの愛情と集中が伝わってきます。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
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INCURVE ALLSTARS 2025・The 3rd
https://incurve.jp/gallery/exh_251101allstars_the3rd.html
会期
2025年11月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)
土日のみ開廊
12:00 – 19:00
会場
INCURVE|ギャラリー
〒604-8824 京都市中京区壬生高樋町60-18
*「ギャラリー インカーブ|京都」は、
2024年に「INCURVE」へと名前をあらためました。
入場料:無料
オープニングレセプション
11月1日(土)14:00 – 15:00
各会期の初日に、創作の様子や作品に込められた想いについて
インカーブのアーティストとスタッフがお話します。ご予約不要・参加費無料です。
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INCURVE POP UP @ 京都岡崎 蔦屋書店
2025年10月6日(月)- 11月24日(月・祝)
京都岡崎 蔦屋書店にて、インカーブの新しいグッズのPOP UPを開催。
INCURVEのギャラリー最寄りのバス停から乗り換えなしでアクセスいただけます
(京都市バス203号系統利用)。
ぜひあわせてお楽しみくださいませ。

生野高校で「弱くなれる力」

先日、大阪府立生野高等学校の3年生約350名と教職員を対象に
「弱くなれる力ー強さと弱さを見直すー」をテーマにお話をしてきました。
「弱くなれる力」は私がつくった造語です。
それには「諦める力・手放す力・依存する力・休む力」が包含されています。
平たくいうと誰かに「助けて」を言える勇気をもつ力です。
大学入学共通テストを控えるピリピリした3年生にぶつけてもいい内容なのか
……と迷いましたが、反応は(私見ですが)すこぶる好評でした。
90分ほど講演し、90分以上質問に答えました。
最初はステージに上がってきた彼とM1さながらの漫才。
生まれて初めて、お客さんを笑かす快感を知りました。
さすが、生野高校という質問もたくさんいただきました。
「心が折れて助けを求めて慰めてもらって?頑張ろうと思って
それでも現状はダメなままなら、助けを求めることに依存してしまって、
心理的な解決はするけど実際解決はしていないのでは?」とか、
「多様性のあるチームはアイデアが多く出るという考えには賛成。
自分はそういう考え方ができる。でも、講演聞いた人のなかには、
多様性を尊重しない考えを持つ相手もいる。今の日本のように多様性を受け入れた結果、
そのチームの秩序を乱していくかもしれない。外から来た人が増え、
そうなればどんな対処をするべきですか?」
「世界史を見たうえで日本は国の中で鎖国をして文化を築いていった。
それを鑑みて、同じ歴史を共有しないひとたちが共存することで
築かれた文化が消えていく恐怖があります」
「淘汰されていくものたちを拾っていく意味についてどう思いますか?」。
話は日本の歴史から、外交、哲学、はてはダーウィンの進化論まで。
目をキラキラさせて話してくれるから、高校での講演はやめられません。
対象が大学や社会人では得られない快感(というか学びというか)なのです。
ちなみに、生野高校の教職員の方々は、非常に丁寧に彼ら彼女らに面授されていました。
講演前のレクチャー、質問の回収と議論。
講演前の下ごしらえがあるから、当日が盛り上がるんですね。
今年一番、ええ気持ちになった3時間強でした。
心からありがとうございました。

スタッフの出稽古

今年の前半、スタッフ同士の「出稽古」を行いました。
野球で言えば、短期の「トレード」です。
インカーブのスタッフが他施設へ行き、
逆に他施設のスタッフをインカーブで受け入れる――1人1週間程度の相互交流です。
今回のトレード先は、大阪市内にある重症心身障害者の通所施設「ゆうのゆう」さんでした。
なぜ、わざわざトレードを? 
そして、なぜ「重症心身障害者施設」だったのか?
理由はとても単純です。
インカーブのスタッフに「井の中の蛙」から一歩外へ出て、大海を見てほしかったこと。
そして、もし私(今中)の足が動くなら、私自身が行きたかったからです。
つまり今回の「出稽古」は、私の代わりにスタッフに体験してもらった、そんな企画でもあります。
「ゆうのゆう」さんの設立趣旨には、こう記されています。
「重症心身障害者をはじめとする障害者が、自由に行きたい場所へ行き、生きたいように生き、
地域社会のなかで自立・自律した生活をする。
そのような生活が可能となる時代・世代の創造に貢献する。
その方法とは何か、道のりとは何か。
私たちは、理想を失わず、かつ理想に溺れず、常に現実を見つめ、その道程を求めて活動を続けます。」
今回の出稽古に参加してくれた6名
――インカーブから2名、ゆうのゆうさんから4名――には、心から感謝しています。
私の「欲」から始まったプロジェクトでしたが、
参加した全員の話を聞く限り、人生に深い果実を得たようでした。
ちなみに、この「出稽古」は行政のプログラムでも助成金の対象でもありません。
あくまで、インカーブとゆうのゆう、両者の自主的な取り組みです。
だからこそ、自由で、そして感動に満ちた時間を過ごすことができました。
最後に。
一緒に「出稽古」を作り上げてくださったゆうのゆうの大槻さんに感謝。
また夜会よろしくお願いします。
ゆうのゆう https://www.yourwing.org/index.php

INCURVE POP UP @ 京都岡崎 蔦屋書店

京都岡崎 蔦屋書店アートコーナーにインカーブの新しいグッズが並びます。
大阪・東京のPOP UPでも人気の4つのアイテムが、今回ついに京都に初登場。
同時期にインカーブのギャラリーにて開催中の
展覧会「INCURVE ALLSTARS 2025」とあわせて、ぜひお立ち寄りください。

INCURVE POP UP @ 京都岡崎 蔦屋書店
4アイテム、12種の新グッズを展示販売いたします。
・そだてるリネンハンカチ
・たよれるあいぼうポーチ
・絵画をはこぶキャンバスバッグ
・景色ひらけるサコッシュ
*原画作品の展示はございません

会期
2025年10月6日(月)- 11月24日(月・祝)
10:00 – 20:00
年中無休(近隣の催し物等により、休業する場合がございます)

会場
京都岡崎 蔦屋書店
〒606-8342
京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階

京都市営地下鉄 東西線「東山駅」1番出口より徒歩約10分
市バス32系統、市バス46系統、京都岡崎ループ
「岡崎公園 ロームシアター京都 · みやこめっせ前」下車すぐ

京都岡崎 蔦屋書店 Webサイト
https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/
インカーブの新しいグッズ
https://incurve.jp/gallery/exh_251004allstars.html

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