過去の記事 → 2017年03月

3つ目の大学を卒業しました。
考える基礎をつくってくれたデザイン学。
その方向を見定めてくれた仏教学。
そして、今回は「そもそも、福祉ってなんだ!?」を学んだ福祉の思想や哲学
(大阪府立大学大学院人間社会学研究科社会福祉学専攻/博士前期課程)。
10年に1度ぐらいの割合で「なんだ!?それ」が浮かんできます。
そして先達に学ぶご縁がやってきます。
デザインと仏教と福祉。
バラバラのようにみえますが、いい具合に絡み合ってくれています。
また、母校が増えました。
相談できる先達も増えました。
ご縁に感謝です。ありがとうございました。

飲めないので、ケーキでお祝い

いつ頃からか、スタッフの誕生日会をホールのケーキで始めました。
というのも、スタッフの大半が飲めないのです…。
たしなむのは私を含めて3人程度。
残念ですね。お酒は、心を解くのですが。
ということで、ホールのケーキで浦野かなこのお祝いをしました。
浦野は、乃村工芸のデザイン部の後輩。
もう、会って何年になるのかな。大昔。

「市場は作品を価値づけする」。私も強く同感です。
『アール・ブリュット?アウトサイダーアート?それとも?
-そこにある価値-展』が東京・表参道 GYREで4月2日まで開催されています。
主催はfosterの杉本志乃さん。
「私がこの展覧会を企画した理由は、彼らの作品の属性云々とは
別の次元で、作品の持つ強度と自由で何ものにも縛られない彼らの
創作に対する姿勢や存在そのものに魅せられた」からであり、
「今まで日本でなされてきたような『障がい者による作品』の
展示ではなく、作品本位の適正な価値付けがなされ、
販売につなげていくこと」が目的だと述べています。
そして「価値付けがなされることで作品の散逸や滅失が
防がれるのと同時に、一般の人が楽しめるアートの健康的な
市場が育っていくこと」を理想に掲げています。

杉本さんと私が出会ったのは、
アートフェア東京のインカーブブースでした。
あれから数年。インカーブの展覧会を企画してくださったり、
NHKのオイコノミアの取材でギャラリーをお借りしたり。
時々、お食事をご一緒したり。不思議なご縁が繋がっています。

「アール・ブリュット?アウトサイダーアート?それとも?」。
この「?」こそ、いまこの国で興っている「ややこしい疑問」なのです。
その疑問は、「今まで日本でなされてきたような
『障がい者による作品』の展示」で起動しました。
一部の福祉事業者は作品そのものの価値を見出す以前に、
障害者と地域を繋ぐためのツールに作品を利用してきたのが
原因ではないでしょうか。
一方、「?」の言葉のテーゼを注視するあまり、
作品の価値を問う場所がないことも事実でしょう。
杉本さんは「作品本位の適正な価値付けがなされ、
販売につなげていくこと」で「そこにある価値」を見出そうとしています。
インカーブが国内外のアートフェアに出る意図も同じです。
「市場は作品を価値づけする」ことは喜びでもあり、恐怖だともいえます。
でも、彼らの作品のクオリティーを「普通に問う場所」があってもいいのです。
ぜひ、GYREへ!!
http://foster-inc.tumblr.com/


今日がオススメ

デヴィ夫人、凝視。
昨日のプレビューにデヴェイ夫人がお越しくださいました。
今日から一般公開です。
明日、明後日はとても混み合います。
お時間が許せば、今日がオススメ。
日本のトップギャラリーが多数出展していますので、ぜひ、ご覧ください。
ちなみにインカーブは極小のブース。お見逃しなく。
https://artfairtokyo.com/

ぜんぶ、優しい阪本ワールド

アートフェア東京の現場が始まりました!
16時のプレビューに向け、メンズチームが頑張っています!
まんまる目玉のハイブリッドなキャラクター。
決して、考え込むコンセプトを内蔵しているわけではありません。
ただ、気持ちがプワ〜ってあったかくなるだけです。
これぞ阪本ワールド。
ぜんぶ、優しいのです。
https://artfairtokyo.com/2017/galleries/206
https://artfairtokyo.com/2017
http://incurve.jp/artists/artists_sakamoto.html


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