過去の記事 → 2016年04月

来週から「アートフェア東京2016」が始まります。
インカーブが美術館で行う展覧会から「アートフェア」に軸を移したのは、数年前。
国内のアートフェアだけではなく、アメリカ、アジアに進出したは、ほん最近。
ゆっくりですが確実に視野が広がってきました。
今回は、インカーブの右のエース・寺尾勝広の作品をフューチャーしました。
「組市松紋」に負けず劣らず凛としたアメージングな世界が広がっています。
今年、東京でお披露目するのは、このフェアが最後になると思います。
お時間が合うようでしたら見にきてください。
よろしくお願いいたします。
https://artfairtokyo.com
https://artfairtokyo.com/galleries/206
http://g-incurve.jp/exhibitions/ex_160512gi_aft.html

【プレビュー・特別先行入場招待者のみ】
5月11日(水)16:00~21:00
5月12日(木)11:00~14:00
5月13日(金)11:00~12:00
【一般公開】
5月12日(木)14:00~21:00
5月13日(金)12:00~21:00
5月14日(土)10:30~17:00

【会  場】
東京国際フォーラム地下2階 ホールE ブースNo.S39

【入 場 料】
1-DAYパスポート 2,500円
(一般会期中の1日に限り自由に入退場が出来ます)
3-DAYパスポート 4,500円
(一般会期中自由に入退場が出来ます)
※小学生以下は保護者同伴に限り無料

【出品作家 プロフィール】
寺尾 勝広 Katsuhiro Terao
http://g-incurve.jp/artists/terao.html
1960年生まれ。父親が経営する鉄工所で溶接工として20年間働いた後、
鉄をモチーフに制作を開始。本人が「図面」と呼ぶ緻密なドローイングには、
鉄骨の柱をあらわす直線と溶接の目印をあらわす記号がひしめく。
アートステージシンガポール(2016)、スコープニューヨーク(2015)、
アートフェア東京(2015・2014・2013)、 銀座三越ギャラリー(2012)、
東京オペラシティアートギャラリ(2012)、 サントリーミュージアム[天保山](2008)
など展覧会多数。
AFT2016

エンブレム決定から一夜明け、大阪で朝を迎えました。
われわれのエンブレムが「組市松紋」でよかったと思います。
平面も立体もそうでうが「思想は形にあらわれる」という、
至極当たり前のことを改めて感じた半年間でした。
私は、「かたち」に興味をもってから、かれこれ30年ほど経ちます。
その「かたち」の向こう側には、作り手の清廉な光のようなものがあって、
でも、その光を凌駕するわりきれない闇(毒かな)のようなものもあって、
その光と闇の接続点に「かたち」が立ち現れるのだと思っています。
「組市松紋」の数値的なデザインの裏には、日本の情・粋・媚態が
潜んでいました。
私は、その「かたち」をずいぶん前から好きでした。
叶うなら、最終候補まで残ってほしい!そして最後のさいごまで残りました。
「格差、震災……いまの日本、うかれてて、どうすんねん!!」ってことも、
この「組市松紋」は語っているように思うのです。
2020年には、地に足の着いたわが国・日本が誕生していますように。

ps.エンブレムとはまったく関係ないお話ですが、
私がいただいたご褒美の話を少々。
委員会の休み時間(数分)に王監督の「打撃論」をお伺いしました。
それも、なんと私の質問に答えてくださって。
あぁ、至極の時間。
30年間、ファンで良かった。
「打撃論」は、稿を改めてご報告します。
(いまMacを叩いてても感動で背中がゾクゾクします。
王さんは、選手時代にこんなことを考えてバットを振っていたんだ)
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早朝、バースディ

夕方に食べるケーキより、朝イチに食べるケーキのほうが、
健康的に思えるから、今日も早朝バースディ。
まさよ、おめでとう!!
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「それらしくない事業」の採択

「NYやシンガポールのアートフェアに出展する」。
そんなインカーブの「海外事業」は、
厚労省ではなく「文化庁」の支援によるところが非常に大きいのです。
昨年度に引き続き本年度も「戦略的芸術文化創造推進事業」に採択され
海外のアートフェアを目指すことになりました。

以前のFBでも書きましたが、「社会福祉事業=厚労省におんぶに抱っこ」で
年間予算を組む時代は過ぎ去ろうとしています。
福祉を福祉だけの「人」で考える「それらしい福祉」は、まさしくフンヅマリ状態。
「障がい者アート」としてカテゴライズされる領域もまさしく、
福祉だけの「人」で行う思考実験のようなものです。
そのフンヅマリは今年より来年、来年より再来年のほうが酷くなる、
もっと言えば五輪に近づくほどその強度は増すはずです。

「それらしい福祉」から出てきた問いは、「それらしい答え」に行き着きます。
行政にありがちな金太郎アメ的前例主義がそうです。
それらしく丸く収まるように金太郎が右往左往しているだけで、
前例のないもの、かどばったものには手を出しません。
その点、インカーブの「それらしくない福祉」を評価してくださった
文化庁の度量は大きいと感じます。
福祉から文化へ、文化から福祉へ、その越境がフンヅマリ解消のキモだと思います。

ps「戦略的芸術文化創造推進事業」の目的はシンプルに
「我が国の芸術水準の向上と鑑賞機会の充実を図ること」です。
「それらしくない事業」なら採択の可能性もあるはず。
特に年間予算が厳しい芸術系のNPOや社会福祉法人はチャレンジしてみてください!
http://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/jutenshien/senryaku/

また、過去にインカーブが採択された助成金&名称を調査されたい方は下記のHPをご参照ください。

http://incurve.jp/archives/josei.html

オリンピック・パラリンピックの最終エンブレム候補が公開されました。
今回も面を現さないネットユーザーが「わたしのデザインの主張」を潰しにくるかもしれません。
でも、半年以上に渡り委員会は考えるだけ、考えました。打てる手はうちました。
それでも面を現さずに潰しにくるかもしれません。
彼らの「言いたい放題」を全否定するともりはありませんが、
「うさばらし」で無抵抗の個人を攻撃するのはみっともなし、かっこわるい、そう思います。
何か言いたいなら個人ではなく21人の委員を言ってください。
委員会にうさばらしをしてください。
強く思います。
今回の委員会は、前回の様な閉鎖性は有していません。
委員全員が面を現して、意見を言っています。
森会長や武藤事務総長の選考関与は100%ありません、本当にほんとうです。

今月25日は、21人の委員で「エンブレム」を選びます。
以前、王貞治委員が言った「我々、委員が覚悟をもつんだ」の言葉は、
「我々が泥をかぶるんだ」と同義語です。
その為にも、ぜひ、みなさんのご意見をください。
委員が横暴にならないために必要です。
以下のアドレスをお友達のお友達にパスしてくださるとありがたいです。
我々の国のエンブレムのお話です。
https://tokyo2020.jp/jp/games/emblem/evaluation/
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