過去の記事 → 2026年05月

「しあわせとはなにか?」

桃山学院大学「ソーシャルデザイン方法論」にて、
インカーブのスタッフ・脇阪明日香がゲスト講師を務めました。
この授業は、ソーシャルデザインを学ぶ学生のみなさんが、
これからのキャリアや社会とのつながり方について考えるために開かれている講義です。
今回のテーマは、「しあわせとはなにか?」。
看護師として働いていた頃に抱えていた葛藤、インカーブとの出会い、
そして現在の日々の実践のなかで大切にしていることについて、お話ししました。
悲しみや戸惑いといった感情を、なかったことにしないこと。
すぐに答えを出すのではなく、問い続けること。
物事をひとつの角度からではなく、少し距離を変えながら見つめてみること。
そうすることで、自分自身の考え方の偏りに気づいたり、
他者との違いをあらためて受けとめたりすることができるのかもしれません。
とてもとても難解で原初的な「しあわせとはなにか?」という問いを
彼ら彼女らはどのように受け止めたのか。
10年後、20年後、30年後、その答えが見つかりますように。

大阪公立大学オープンカレッジに、
インカーブのアーティスト・新木友行さんが講師として登壇しました。
オープンカレッジは、知的障がいのある方に「大学で学ぶ機会」をひらく取り組みです。
前身である大阪府立大学のゼミから始まりました。
今回、新木さんの授業のテーマは、「いま自分が好きなものを描こう」。
前半では、アーティストとしてのこれまでの活動を、映像を交えながらお話ししました。
後半は、新木さんの講演などでも恒例となっているワークショップへ。
9名の受講生のみなさんは、それぞれの「いま好きなもの」を、思い思いの画材で表現しました。
完成後には、一人ひとりが自分の作品を発表。
作品をめぐる新木画伯とのやりとりも自然で楽しく、教室には終始、
あたたかな時間が流れていました。
こんな空気は新木画伯しか出せません。おみごと!画伯!

【募集】インカーブ パートスタッフ
https://incurve.jp/staff_boshu2026.html
インカーブでは、
障がいのあるアーティストの創作活動を支えるパートスタッフを募集しています。
インカーブの母体は、社会福祉法人素王会です。
2002年の設立以来、24年にわたり、障がいのあるアーティストの創作活動を支えてきました。
パートスタッフの方にお願いしたいのは、アトリエの日常を支える仕事です。
アーティストとの日常的なコミュニケーション、画材や道具の準備、片づけ、
作品や備品の整理、グッズの発送補助、展示や広報の補助などを担っていただきます。
障がい者支援という言葉から、身体介助や入浴介助を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、
インカーブで中心となるのは、そうした介助ではありません。
アトリエでの創作活動を支え、
アーティストが安心して制作に向かえる環境を整えることが主な仕事です。

福祉に関心のある方。
アートやデザインに関心のある方。
人に丁寧に関わることができる方。
表現を軽く扱わない方。
そして、朗らかな方。
そんな方と、一緒に働ければと思います。

【募集概要】
募集人数:若干名
勤務日数:週2日以上(応相談)
勤務時間:
月曜〜金曜 9:30〜17:00
土曜 9:40〜15:00(不定期・月2回程度)
時給:1,300円
通勤手当:月額上限23,000円
賞与:寸志あり
【勤務地】
月曜〜金曜
社会福祉法人素王会 インカーブ
大阪市平野区瓜破南1-1-18
土曜
大阪市長居障がい者スポーツセンター
大阪市東住吉区長居公園1-32
詳しい募集内容・応募フォームはこちら
https://incurve.jp/staff_boshu2026.html
ご関心のありそうな方がおられましたら、シェアいただけるとありがたいです。

先月、神戸東灘ロータリークラブの第32回例会において、
インカーブのチーフディレクター・神谷梢がゲストスピーカーを務めました。
テーマは、「INCURVEの普通なしあわせ」。
インカーブは、障がいのあるアーティストの創作を支える福祉の現場でありながら、
同時に、作品を社会へ届けるアトリエであり、ギャラリーであり、
デザインや市場ともつながる場所です。
けれど、私たちが何より大切にしているのは、特別な成功物語をつくることではありません。
毎日アトリエに来ること。
絵を描くこと。
誰かと昼ごはんを食べること。
少し笑うこと。
作品が、誰かの手に渡っていくこと。
そうした、あたりまえのようで、実はとても壊れやすい日々を守ることです。
神谷からは、社会福祉とアート・デザイン、そして市場をどう架橋してきたのか。
また、アーティストの創作活動と日常生活を、
どちらも大切にするインカーブの姿勢についてお話しさせていただきました。
会場には、さまざまな分野でご活躍されているロータリークラブの皆さまが集われ、
熱心に耳を傾けてくださいました。
インカーブの実践が、
福祉を少し違う角度から見つめるきっかけになっていれば、うれしく思います。
神戸東灘ロータリークラブの皆さま、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

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