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今年も大難が小難でした

今日はインカーブの最終日。
ということで少し早いけど、蕎麦よし、出汁よし、海老よしの年越しそばをいただきました。
今年もいろんなことがありましたが、大難が小難で終わりました。
みなさんも素敵な年末年初をお過ごしください。
一年間ありがとうございました。

今年も講演のトリ

ここ数年、講演のトリは看護師で社会福祉士で学芸員で
インカーブのスタッフである脇阪明日香が務めてくれました。
桃山学院大学の「実習準備講座B」に登壇した彼女は、
「”しあわせ”ってなに?」をテーマに、社会福祉士を目指す学生くんに向け講義を行いました。
前半はインカーブの紹介から。アーティストが安心して制作できる環境を整え、
“ふだんの暮らし”を守りつつ、社会に閉じながら開く作法を。
後半は、「しあわせを一つのケースに閉じ込めない」ために、
自らの偏りや他者の凹凸を理解したうえで他者と関わる大切さをお話ししました。
なかでも「名づけにくい”感情”は、無理に急いで解釈しなくていいよ」という
脇阪のメッセージが響いたようです。

みんな、今年もありがと

関西国際大学と大阪公立大学で社会福祉を
学ぶ学生さんたちが、インカーブに来てくれました。
午前は関西国際大学の1年生、午後は大阪公立大学の3年生と大学院生のみなさん。
「福祉の文化化と文化の福祉化」(一番ヶ瀬康子さんの言葉)を手がかりに、
インカーブを立ち上げた背景や、現場で何を大事にしてきたのかをお話ししました。
ディスカッションのあとはアトリエへ移動し、制作の様子を間近で見てもらいながら、
アーティストと言葉を交わす時間も。社会福祉とアートが同じ場所にある現場は初めて、
という学生さんも多く、「こういう福祉のかたちもあるんですね」
「制度の外側にあるものが気になりました」といった声が聞こえてきました。
社会福祉の研究をベースにしながら、
アートやデザインへと関心の領域を広げていこうとする学生さんたちに希望を見ました。
今回で、今年の学生さんとのディスカッションはひと区切り。
高校生から大学生まで、本当にたくさんの方と出会うことができました。
みなさん、ありがとう。
次回は年明け1月末、天王寺高校です。

昨年に引き続き、大阪府立大手前高等学校の1・2年生が、
「集中セミナー」の一環としてインカーブに来てくれました。
大手前独自のこのプログラムでは、学生くんが多様な分野の中から自分で講座を選びます。
インカーブの講座は「社会福祉という“しあわせ”をつくるインカーブの仕事」がテーマです。
事前学習をしたうえで参加してくれたこともあり、
みんなのまなざしは最初からとても真剣でした。
当日は、私の講義に加えてアトリエの見学やアーティストとの交流も行い、
インカーブの事業や理念、そして社会福祉とアートの接点について、
できるだけ体感的に伝えられるように工夫しました。
印象的だったのは、「作品をほめないという発想は初めてで驚いた」
という感想がいくつも寄せられたことです。
評価することよりも、いま目の前で起きている表現そのものを一緒に見つめる
——そんなインカーブのスタンスを、高校生なりに受け止めてくれたように感じました。

盟友と話そう!

先週、「現世で最後になるかもしれへんし、二人でちゃんと話そか」ということで、
東海北陸社会就労センター研究協議会「三重大会」で盟友と対談してきました。
その盟友は、20年ほど前に村木厚子さんからご紹介いただいた、奥西利江さんです。
当日は、インカーブのこれまでの歩みや、
アーティストたちの日々の様子を、映像もまじえながらゆっくり紹介し、
後半は「人生の収穫〜善も悪もまぜこぜでいい〜」をテーマに、約1時間、
おしゃべりするようなかたちで語り合いました。
障がいのある方の就労や暮らしの場づくりに30年取り組んでこられた奥西さんと、
インカーブは、事業規模や内容こそ違うものの、この“現世”でそれぞれが手にしてきた収穫は、
びっくりするほど似ているなあ、とあらためて感じました。
足を運んでくださった皆さん、主催のみなさん、本当にありがとうございました。
そして奥西さん、また来世でも話そうね。ありがとう。

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