ギターリスト・照井利幸さんのライブにいってきました。
活動はBLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)からPONTIACS(ポンティアックス)
変遷しましたが、昨日はソロのギターリスト・照井さんのライブでした。
数年前からお付き合いが始まり、
彼のどこまでも静かな音と覚悟ある言葉が大好きです。
「余分なところは削いで削って自分の一番伝えたい形を
整えたらそれを心とつないで外に向かって響かせる」 照井利幸
http://www.weld-music.com/
ステージは彼ひとり。
作為的なしつらえは一切ありません。
身体も心もギリギリのところまで追い込んで追い込んで
灰になる寸前の修行僧のようでした。
そして、ライブが終わり、控え室で握手をして別れました。
いい夜でした。
3月に開催された「アートフェア東京」の
クロージングレポートが届いたので簡単にご報告します!!
・入場者:48,468人(昨年より10%増)
・出展協力ギャラリー:180軒(昨年は176軒)
・全体の売上:約10億の見込み込み(昨年のデーターなし)
インカーブの成績は過去4回の国内アート・フェアで一番好調でした。
好調のポイントは「アート・フェアに出た」ことに尽きます。
年々、アート・パトロンが増え、高額な作品も販売に繋がりました。
またフェア閉幕後のアフター・セールも好調です。
いまだに「フェアでみた作品を購入したい」とお声がけをいただいています。
やはり、作品をみていただく機会を増やすがいいようです。
地道に地道に。
http://incurve.jp/exhibitions/ex_140307aft.html
4月20日に「アウトサイダー・アート×マーケット」のシンポが
甲南大学であります。私はゲストスピーカーとして参加します。
アートのマーケットさえ、成立していない日本で「アウト」のマーケットが成立するのか。
お時間が合えばお越しください。
http://kihs-konan-univ.org/blog/469
一昨日「おおさか未来塾」の講演が終わりました。
福祉部と市民文化部と政策企画部の大阪府庁の職員さんが56名。
大入り満員でした。
福祉部長から「今日のお話は往復ビンタをもろた感じですわ」との言葉をいただきました。
大阪以外では言えないことでも、大阪なら言えるところが正直あります。
やっぱり私のホームグランドが「大阪」だからでしょうね。
「福祉部だけやなくて、府民文化部も政策企画部も一緒になって考えて、
実行せな、福祉と文化はいつまでたっても、水と油ですわ」
などと好き勝手言ってしまいました。
このブログをみてはる大阪府庁職員のみなさん、スミマセン。
言い過ぎたかなと少し反省しています。
京都生まれ大阪育ちの僕は関西のことになるとヒートアップしてしまうのです。
合い言葉は「山高ければ裾広し」。
山の頂上を目指すにも半歩からです。
僕の最愛のお婆ちゃんは文字が読めませんでした。
だから「ひろし、新聞、読んで」って言ってはりました。
そして「ひろし、文字を読まれへんって、辛いし、悲しいもんやで…、
せやさかい、ひろしは頑張って勉強しなはれや。一生懸命、勉強して、
おばあちゃんのような人をつくらん世の中にしてや。
ほんでな、お父ちゃんにもお母ちゃんにも感謝どすえ。
勉強させてもらえるのは、ほんまありがたいこと、どす」
京都に生まれ、京都で育った、明治生まれの女性です。
そんな、お婆ちゃんに真綿に包むように育てられました。
インカーブのスタッフが大学に入学します。
学ぶのは「芸術学」。働きながら学ぶことを決心しました。
4年間はながいけど、その覚悟はきっと実を結びます。
社会人になって身銭をきって学ぶことは未来の杖になります。
彼女をバックアップするのは残りのスタッフです。
「インカーブの仕事は福祉と文化が両輪!」
「社会福祉士と学芸員の資格は最低限の言葉を知るために必要!」
そんな偉そうな大義「迷」分に9割のスタッフが付き合ってくれました。
残りの1割は勉強の真っ最中です。
「資格なんて……勉強なんて……実践では必要ない事ばかりやん!」って
声が聞こえそうですが、いやいや、そうではありませんよ。
お浄土に還るまで仕事を通して社会にコミットしていきます。
ほそく、ながく、続けていく為には「勉強しなはれ」といってくれた
お婆ちゃんの言葉が正解です。
ps彼女を大学に送り出してくれた居残りのスタッフに、ありがとね。