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野球のシーズンが終われば、私の気分もシーズンオフ。
なのですが、今年は、年末までに講演が2本もあるのでオフ気分はお預けです。
その1本は、今年初めて一般の方々とお目にかかることができる
箕面市主催の講演会(手話通訳、要約筆記、点字資料つき)。
平日(12月9日、金)のお昼なので、きっとお客様も少なく、
ソーシャルディタンスは大きく取れるはず。お時間があえば遊びに来てください。
主催者からご希望いただいたテーマは「アトリエ インカーブ物語: アートと福祉で社会を動かす」です。
拙著『アトリエ インカーブ物語』をご笑覧いただき、お声がけいただきました。
世界的評価の高いアーティストを輩出した工房は何の為に、いかにして誕生したのかを、
これまでの軌跡と作品を通してお話をします。
アーティストとその作品の魅力を知っていただく機会にもなると思います。
先着順80名に拙著『アトリエ インカーブ物語』を献本させていただきます。

ところで、障がいのある方々の芸術文化活動を応援する法律
(障害者芸術文化推進法)が施行されて4年ほど経つのでが、
一般の方々や、地方自治体の職員でさえも、その認知度は上がっていません。
その原因は福祉行政と文化行政がうまく噛み合っていないことや、
プロジェクトを起動するための補助金不足。
かつ、専門性(社会福祉×アート×デザイン)のある
スタッフを生み育てる教育機会の不足…他にもたくさん。
その問題のほとんどは法律ができる前と同じです。
何事も一朝一夕にはいきませんね
(只今、その法律の修正変更を多様な委員と議論中です。追々、ご報告させていただきます)。

本講演の主催者である箕面市は、
来年度には新駅も誕生し、すでに人口も右肩上がりだそう。
若者の移住者も多く「これからの街」だと言われています。
その街で、障がいのある方々の芸術文化活動を応援する機運が盛り上がれば、嬉しいですね。
本講演がそのキックオフになればなおさらです。

日時:2022年
12月 9日(金)14:30~16:30
場所: 箕面文化・交流センター大会議室
(みのおサンプラザ1号館8階)
(阪急電車箕面駅から約150メートル)
定員:100名(先着で80名に拙著を配布)
予約:当日、現地にて。
(残念ながらネット申し込みはできないようです)
参加費:無料
※先着順にて受付を致しますので、満席の場合は参加をお断りする場合があります。
※会場では、手話通訳、要約筆記、点字資料があります。※駐車券の発行はありません。
※当日、箕面市に気象警報が発令された場合は中止します。
※当日、新型コロナウイルスによる影響で急遽中止となる場合があります。
※講座の開催・中止に関する案内は、
一般財団法人箕面市障害者事業団ホームページにてご確認ください。

お問い合わせは「一般財団法人箕面市障害者事業団
《 TEL 》 072-723-1210 《 FAX 》 072-724-3383」。
もしくは一般財団法人箕面市障害者事業団のHPの最下部から「お問い合わせ」ができます。
https://minoh-loop.net/

講 師: 今 中 博 之 (いまなか ひろし)
社会福祉法人 素王会 理事長/アトリエ インカーブ 代表/ソーシャルデザイナー/
大阪大学ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)センター招へい教授/
厚生労働省・文化庁:障害者文化芸術活動推進有識者会議 構成員/
大阪府障がい者施策推進協議会 文化芸術部会 副部会長/
イマナカデザイン一級建築士事務所 代表

「みんなが“アート”で社会と混ざりあうアートフェアを開催したい!」。
インカーブの”おなじ釜の飯プロジェクト”(只今、コロナで中断中)に
研修生として参加してくれた小原さんが「アトリエShiroiTo」を立ち上げ、
ただいまクラウドファンディングに挑戦中です。
残り6日!お力添えいただければ嬉しいです。
そんな彼女から”はり金似顔絵”が届きました。
似てる。

アトリエShiroiTo FB
https://www.facebook.com/atorieshiroito

コレクション展:Memories

愛知県 刈谷市美術館の「コレクション展:Memories~時代が蘇る追憶のポスター」で
インカーブ新木画伯の「東京2020公式アートポスター」が展示されています。
関西の美術館でもしていただけないかな!?
https://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/schedule/1011621.html

「試験監督のいない学校」

「試験監督のいない学校」ってご存知ですか?
そこは、IPS細胞の研究者・山中教授の出身校 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎です。
「試験時に指導監督する教員は必要のない」学校です。
つまり「カンニングしても意味ないし、学ぶのは私たちだから」を地で行くところなのです。
先日、高校1年生160名を対象に「社会性のある企て」についてお話をしました。
社会的課題を解決する「ソーシャル・デザイン」にはじまり、
知的に障がいのあるアーティストの「名付け」の問題や、
うまくいくチーム作りのために「古事記」を紐解き、リーダー論へと展開しました。
高校1年生に話す内容ではないことは重々承知していたのですが、
彼ら彼女らを見ていたら話したくなりました。
宿題は「(好きか嫌いかは別にして)
20年後あなたはチームリーダーに抜擢されました。あなたのお役目は何ですか?」。
今月下旬、クラスごとにブレストをしたいと思います。
近い将来、彼ら彼女らが日本の舵取りをしていくはずです。



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