先日、大阪府立生野高等学校の3年生約350名と教職員を対象に
「弱くなれる力ー強さと弱さを見直すー」をテーマにお話をしてきました。
「弱くなれる力」は私がつくった造語です。
それには「諦める力・手放す力・依存する力・休む力」が包含されています。
平たくいうと誰かに「助けて」を言える勇気をもつ力です。
大学入学共通テストを控えるピリピリした3年生にぶつけてもいい内容なのか
……と迷いましたが、反応は(私見ですが)すこぶる好評でした。
90分ほど講演し、90分以上質問に答えました。
最初はステージに上がってきた彼とM1さながらの漫才。
生まれて初めて、お客さんを笑かす快感を知りました。
さすが、生野高校という質問もたくさんいただきました。
「心が折れて助けを求めて慰めてもらって?頑張ろうと思って
それでも現状はダメなままなら、助けを求めることに依存してしまって、
心理的な解決はするけど実際解決はしていないのでは?」とか、
「多様性のあるチームはアイデアが多く出るという考えには賛成。
自分はそういう考え方ができる。でも、講演聞いた人のなかには、
多様性を尊重しない考えを持つ相手もいる。今の日本のように多様性を受け入れた結果、
そのチームの秩序を乱していくかもしれない。外から来た人が増え、
そうなればどんな対処をするべきですか?」
「世界史を見たうえで日本は国の中で鎖国をして文化を築いていった。
それを鑑みて、同じ歴史を共有しないひとたちが共存することで
築かれた文化が消えていく恐怖があります」
「淘汰されていくものたちを拾っていく意味についてどう思いますか?」。
話は日本の歴史から、外交、哲学、はてはダーウィンの進化論まで。
目をキラキラさせて話してくれるから、高校での講演はやめられません。
対象が大学や社会人では得られない快感(というか学びというか)なのです。
ちなみに、生野高校の教職員の方々は、非常に丁寧に彼ら彼女らに面授されていました。
講演前のレクチャー、質問の回収と議論。
講演前の下ごしらえがあるから、当日が盛り上がるんですね。
今年一番、ええ気持ちになった3時間強でした。
心からありがとうございました。