小学校時代に足繁く通った本屋さんには気の合う大将(オーナー)がいました。
ジュースやお菓子をくれて長話の私の相手をしてくれます。
大人になってからは大阪の柳々堂や京都の大龍堂(両店とも建築系の専門書店)
でもコーヒーを出してくれる大将がいました。
飲み食いしながら自分が求めていた本以外に興味をズラしてくれる大将が好きでした。
拙著『なぜ「弱い」チームがうまくいくのか』が紹介された
MARUZEN&ジュンク堂書店が発行している
フリーペーパー「書標」(2022年6月号)もズラしてくれます。
人文科学から芸術、自然科学、社会科学(ちなみに『なぜ「弱い」』は社会科学に書評が出ています)、
児童書などの「新刊・話題書」が選定されていて、自分が求めていた本以外に興味をズラしてくれます。
本当はコーヒーなんかを注いでもらいながら、やんわりとズラしてくれるのがこの上ない幸せですが、
それはそれとして、凝り固まった頭をほぐしてくれる大将も媒体も私の貴重な外部ブレーンです。