今年1月に大阪府立天王寺高等学校で講演をした際、
私の話を聞いてくれた1年生がインカーブを訪ねてくれました。
新聞の社会部記者のように
「なぜ、今中さんは、もっとインカーブ大きくしようと思わないのですか?」
「なぜ、ここの土地を選んだのですか?緑が多いから?交通はさほど便利じゃなさそうだけど」など
経営やビジョンに関する質問で第一ラウンドがスタートしました。
館内見学が終わってからの第二ラウンドでは、
インカーブのアーティストの制作環境や作品の保存方法、
アーカイブの残し方など一気に文化色が出てきました。
さすが、天王寺高校の学生は、興味関心の領域がひろい。質問の角度が鋭角です。
そんじょそこらの大学生ではそうはいきません。
最後のラウンドは、プレゼントしたグッズをジャンケンポンしてました。
とにかく、一歩踏み出して、インカーブに来てくれたことがとても嬉しいです。
深掘りして聞いてくれて、とてもとても嬉しいです。
高校生の生の好奇心が眩しかったです。
昨夜、スタッフが梅田の紀伊國屋で拙著『悪人力』を発見してくれました。
現代思想のコーナーで平積みされていたようです。
こうしてリアルに並ぶと、感慨もひとしおです。
一段落した安堵感と、過ぎ去ったという無常感と。
正直なところ、書き終わってからも悪、悪人、悪性、
悪業などの文字が頭の奥の方でグチュグチュと音を立てながら這い回っています。
フランツ・カフカの『変身』に出てくる毒虫のようものがノソノソ。
でも、私だけではなく『悪人力』を読んだ清楚な友人も
「実は私も相当悪なのよ」って話していたので、同じ毒虫がグチュグチュしてるのかもしれません。
やっぱり、みんな悪人なのですね。
明日は、大阪公立大学・児島亜紀子教授の最終講義です。
以前「そもそもの社会福祉やその哲学を学びたくて」とご連絡すると
快く私を引き受けてくださいました。
また、輪読する心地よさを教えてくださったのも児島教授です。
異なる年齢や背景を持つ院生たちが一つの論文を共有し、
自由に意見を交わす時間は、一見正しそうなデーターや流行のエビデンスなんてぶっ飛んで、
感情だけが迫り上がってくる濃厚な時間でした。
自ら書くこと、書かれてあるものを読むこと、そして意見を交わすこと。
その大切さを私の子供にも伝えています。
https://www.omu.ac.jp/sss/cws/info/news/entry-74334.html
片山工房の新川を追ったドキュメンタリー番組がYouTubeにアップされました。
初めて彼と出会ったのは24年ほど前だと記憶しています。
まさか、こんなながい付き合いになるとは思いませんでしたが、いまだに頻繁に連絡をくれます。時々、呑めもしないのに神戸から大阪まで車を飛ばして晩御飯を一緒します。
インカーブが立ち上がって色々な方と出会いましたが、そのほとんどがその季節だけです。
片山工房の新川とはいまだに続いてる。不思議なご縁だと思います。
新川と片山工房と震災と。
お時間があれば、その軌跡をYouTubeで。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=TQRrRfJve0E