先週末、インカーブの三宅優子が群馬大学とアーツ前橋の連携事業
「まえばしアートスクール計画」の基礎講座で講演を行いました。
テーマは、「アトリエ インカーブのアートマネジメント:アートと福祉の間で起こっていること」。
アートマネジメントの最前線に立つ三宅から「アーティストの創作環境をどのように整え、
できあがった作品をどのように社会に発信しているのか」について話しをさせていただきました。
若いわかいと思っていた三宅も10年選手。
中堅どころになりました。
今では、私に代わって勉強会や講演会で立派に講師役をつとめてくれています。
事前にあーだ、こーだ言うことは何も無く、すべて三宅にお任せでした。
もう、イチニンマエさんです。



こうみえて、新しいものが好きではないので、
昔から知っている場所に行くとホッコリします。
東京ではココ(marunouchi)HOUSE。
2010年にインカーブのイベントが行われ、かれこれ6年のお付き合いです。
HOUSEのイベントから東京オペラシティアートギャラリーや
アートフェア東京に繋がりました。
インカーブの東京展開はココからのスタートでした。
ご縁をくださった、みなさん、感謝、感謝です。
今回はHOUSE「VOICE」の取材です。
HPupは8月ぐらいになる予定です。
http://www.marunouchi-house.com/
取材のフォトグラファーは、なんとなんと!世界の新田桂一さん。
撮影前に新田さんから「世界に拡散してほしい」話をお伺いしました
(以下、5月12日の新田さんのツイートからhttps://twitter.com/keiichinitta)
「5年に渡る嘘のない最強のドキュメントシリーズが始まります!
皆様、是非見てくださいね!
そして、世界中に拡散してくれたらとても嬉しいです。
心からよろしくお願いします。
最初に今回撮影に関わって下さった、メンバーに本当に本当に感謝しています。
今回、身体に障害を持っている方達がモデルで、僕も最初は戸惑いましたが、
皆んな僕と同じ人間であり、皆んな素晴らしい夢を持っていって、
皆んなこの美しい地球で美しい生き物達と共存して生きている。
僕なんてちっぽけな事で悩み、ちっぽけな事で落ちこんだりしていましたが、
彼らに出会いこれからの僕の生き方について学びました。
そして写真家になった事に誇りを感じました。
素晴らしい笑顔に癒されました。
もの凄い努力に感動しました。
家族や友達や子供達の愛情に泣きました。
とにかくこのドキュメントシリーズ”WHO I AM”を見てくださり、
何かを感じてくれたら、最高に嬉しいです。
皆様、よろしくお願いします。
僕はこれからもどんなジャンルでもいいので、
”これが自分だ”という方達を撮り、追求し続けたいと思います。
”WHO I AM”のTwitter、Instagramを是非フォローしてくださいね!新田桂一」
WOWOWが、IPC・国際パラリンピック委員会と共同で立ち上げた
パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」。
WOWOW開局25周年記念として今年10月より放送されます。
「嘘のない最強のドキュメント」を日本の五輪委員会が共有しない手はありません。
私が所属している五輪・文化&教育委員会で知っていただこうと思っています。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003183.000001355.html


ニューヨーク、シンガポールを経て帰還した寺尾勝広の作品を「完全予約制」でご覧頂けます。
大人数で、ワイワイ鑑賞するのではなく、シーンとしたギャラリーで雑音を排して、観る。
そんな初のココロミをしたいと思います。
鑑賞していただける期間は1日、時間は1時間、そしてオーディエンスは1人(1組)です。
寺尾の初期の未公開作品(現在のような執拗な「線」よる作画以前の大らかな面相筆を
つかった作品など)から最新作品までをワインとともにお楽しみいただけます。
ただ、既にご予約していただける枠が「3つ」になってしまいました……すみません。
ご希望をいただいた順にご案内させていただいております。
よろしくお願いいたします。
【展覧会名】
ニューヨーク、シンガポール、そして日本。
http://g-incurve.jp/exhibitions/ex_160702gi_terao.html
2016年7月2日(土)ー 7月30日(土)土曜のみ開廊 12:00-19:00
(7月23日のみ完全予約制<予約外の方はギャラリーに入っていただくことはできません>)
【場所】
ギャラリー インカーブ|京都
〒604-8824 京都市中京区壬生高樋町60-18
http://g-incurve.jp/news.html
ご予約は、「メール」にてお伺いいたします。info@g-incurve.jp まで、
下記の必要事項をお知らせください。
後日、担当者よりメール又はお電話にてご予約の確認をさせていただきます。
満席等でお客さまのご希望に添えない場合もございますので、あらかじめご了承くださいませ。
参加費は無料です。
※① – ⑥は必須項目です。
①ご希望時間枠(下記よりお選びください)
12:00-13:00/13:30-14:30/16:30-17:30
②代表者氏名
③来場人数(1-2名様程度、お子様同伴でも可能です)
④電話番号
⑤メールアドレス
⑥ご住所
⑦ご所属
⑧備考
【アーティスト プロフィール】
寺尾 勝広 http://g-incurve.jp/artists/terao.html
1960年生まれ。アートステージシンガポール(2016)、アートフェア東京(2016 – 2013)、
スコープニューヨーク(2015)、銀座三越ギャラリー(2012)、
東京オペラシティアートギャラリ(2012)、
サントリーミュージアム[天保山](2008)など展覧会多数。

明日22日(水)の夕方、「アトリエインカーブJr.」(以下、Jr.)が
毎日放送「VOICE」(18:15から19:00内7〜8分の特集)で紹介されます。
お時間があえば、ぜひご覧下さい。
いつものことですが、社会情勢により、放送日時が予告なく変更になる場合があります。何卒ご了承下さいませ。
ところでJr.は、平成24年4月の児童福祉法で位置づけられた「放課後等ディサービス」として
運営されていることをご存知だったでしょうか?
「アトリエインカーブ」とは法体系が違うのです。
この支援サービスは、まだまだ新しい施策ということもあって、行政(厚労省)も手探りの状態にあるようです。
もっとも彼らが頭を悩ませているのは「利用する子どもや保護者のニーズは様々で、提供される支援の内容は多種多様であり、
支援の質の観点からも<大きな開き>があるとの指摘がなされている状況」にあることです。
つまり多様性・多義性であるが故に焦点がボヤケル。
そして支援の質に<大きな開き>が出てしまうという、現実です。
一方、普遍性を重んじすぎると、単一主義に陥る。俗にいう近代とポスト近代の論と同じです。
「支援の一定の質を担保するための全国共通の枠組みが必要であるため、障害児への支援の基本的事項や
職員の専門性の確保等を定めたガイドラインの策定が必要」。
「しかし放課後等デイサービスはこうあるべきということについて、特定の枠にはめるような形で具体性をもって
示すことは技術的にも困難であり、支援の多様性自体は否定されるべきものではない。
しかしながら、提供される支援の形態は多様であっても、障害のある学齢期の子どもの健全な育成を図るという
支援の根幹は共通しているはずであり、したがって、放課後等デイサービスを提供する事業所が、
その支援の質の向上のために留意しなければならない基本的事項もまた共通するはずである」
(厚労省HP:「放課後等デイサービスガイドラインについて」を参照
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000082831.html)というのです。
彼らが何が言いたいのかを平たくいうと「『多種多様な支援』を行う事業者が、
ほんま『多種多様』で。加えて営利目的のヤヤコシイ事業者も続々と参入してて、行き先が不安ですわ」ということです。
年月を経ればヤヤコシイ事業者は自然淘汰されるでしょうし、行政でも一定のルールを考えてくれると思います。
そして、問題がもう1点。
インカーブが生まれた15年前にも感じたことですが、いまだに障がい者サービスは「金太郎アメ」なのです。
「放課後等ディサービス」も同じです。これといった特長がない。
確かに量は供給されましたが、やっていることは似たり寄ったりの旧来のルーティンワーク
(すべての事業者が先鋭的であれ!と言ってるのではありませんが)。
先ほどBlogにアップしたテーマではないですが「宗教×福祉」「農業×福祉」「芸術×福祉」のように
横断的事業を運営しないかぎり、いつまでたっても障がい者サービスは「金太郎アメ」。
これでは本当の「多種多様」ではありません。
事業者が多種多様になってきたことで、傷を負うケースも出てきます。
しかし裏を返せばチャンスかもしれません。その傷が致命傷にならない限り、われわれは受容すべきかもしれません。
淘汰された先にクオリティの高い障がい者サービスが誕生することを祈りつつ。

一昨日、福祉社会学会の大会シンポジウムに神谷梢が登壇しました。
報告テーマは、「宗教×福祉」「農業×福祉」、そしてインカーブからは「芸術×福祉」。
なにごとも中心にいる当の本人(今回でいえば「福祉ドップリ」を本人と想定して)には、
見えないことも多々あるもので。
異分野を横断させて、ヨコやナナメからつついてみたらオヤッってことも、これまた多々あるもので。
どの分野でも同じようなものだと思いますが、当の本人のポジションをどれくらいズラスか。
その距離の取り方がセンスってことなんだと思います。



