エンブレム決定から一夜明け、大阪で朝を迎えました。
われわれのエンブレムが「組市松紋」でよかったと思います。
平面も立体もそうでうが「思想は形にあらわれる」という、
至極当たり前のことを改めて感じた半年間でした。
私は、「かたち」に興味をもってから、かれこれ30年ほど経ちます。
その「かたち」の向こう側には、作り手の清廉な光のようなものがあって、
でも、その光を凌駕するわりきれない闇(毒かな)のようなものもあって、
その光と闇の接続点に「かたち」が立ち現れるのだと思っています。
「組市松紋」の数値的なデザインの裏には、日本の情・粋・媚態が
潜んでいました。
私は、その「かたち」をずいぶん前から好きでした。
叶うなら、最終候補まで残ってほしい!そして最後のさいごまで残りました。
「格差、震災……いまの日本、うかれてて、どうすんねん!!」ってことも、
この「組市松紋」は語っているように思うのです。
2020年には、地に足の着いたわが国・日本が誕生していますように。
ps.エンブレムとはまったく関係ないお話ですが、
私がいただいたご褒美の話を少々。
委員会の休み時間(数分)に王監督の「打撃論」をお伺いしました。
それも、なんと私の質問に答えてくださって。
あぁ、至極の時間。
30年間、ファンで良かった。
「打撃論」は、稿を改めてご報告します。
(いまMacを叩いてても感動で背中がゾクゾクします。
王さんは、選手時代にこんなことを考えてバットを振っていたんだ)