森のキッチン

常勤&非常勤スタッフ2000名を抱える巨大社会福祉法人・コスモス。
その大きな組織が運営する、小ぶりで小粋なレストランで
昼ごはんをいただきました。
レストランの受付から厨房まで障がいのあるスタッフと
健常のスタッフが担ってはります。
「障がい者が出来ること」で満足し・あぐらをかいている
障がい者就労施設が多い中、「味」をキープし、
「空間」を見せる「森のキッチン」は別格です。
インカーブのような弱小法人ではなく巨大法人ゆえの悩みを抱えつつ、
「金太郎飴障がい者就労」への異議申し立てがわかりやすく表現し、
実践されていました。
施設の中で完結する社会ではなく、あたりまえの社会と接点を増やしていく。
接点を増やせばやがて線になります。
そして、面。
しかし、増やせばいいというものではありません。
見せ方、発信の仕方、つまり表現する「舞台」のデザインが
イケてない場合が多いように思います。
なぜ、イケてないもので満足するのか?
それは障がいのある方と同伴するスタッフや運営者が、
それに満足するからです。
キモはスタッフのチカラと運営者の感性です。
ぜひ、関西にお越しの際は堺市庁舎にある「森のキッチン」へ!!
学びの多いレストランです。
増田さん、素敵なレストランでした、ありがとう、また会いにいきます。
若宮さん、同伴ありがとう。
https://www.facebook.com/sakaicosmos.morinokitchen/
http://soar-world.com/2016/11/17/morinokitchen/

アトリエインカーブで[おなじ釜の飯]プロジェクトと題した、
有給のインターンシップ制度がスタートしました!!
インカーブは、15年にわたって知的に障がいのあるアーティストたちの創作活動の環境を整え、
彼らが作家として独立することを支援してきました。
国内の美術館やギャラリーでは、展覧会が企画され、国内外のアートフェアにも出展しています。
15年もやっていると、全国から「アート支援の困りごと」が寄せられます。
わたしなりに困りごとを分析すると、とどのつまり「障がいのあるアーティストを支援するスタッフに
『アートやデザインの専門職』が少ないこと」にたどり着きます。

一方、障がいのあるお子様のご家族やマスコミから、同じような質問を幾度となく受けてきました。
「なぜ、インカーブ・ツー(二つ目のインカーブ)をつくらないのですか?」
「土地と建物は何とかしますから、うちの子のためにインカーブ・ツーを作ってください!」。
うれしいお言葉です、そんなにインカーブを好いてくれはって。
でも「片手にアートとデザイン、もう一方の手に福祉の心をもつスタッフは、
そう簡単に見つかるわけじゃないんです」「わたしの体力が落ちている今、
インカーブ・ツーを作るために、新たに10人近いスタッフを育てるのは難しいんです」と
お断りしてきました。

でも、その無理だ!の観点を少しズラしてみました。ズラし方はこうです。
「インカーブがスタッフを揃えるのではなく、
アート・デザインと福祉を学ぶ/仕事にするあなたのお手伝いをさせて頂く」
「一度に10人は無理でも1人ずつぐらいなら可能かも」。

ということで、「アート支援の困りごと」に応えるための「人づくり」をすることにしました。
それがインカーブの[おなじ釜の飯]プロジェクトです。このプロジェクトでは、
私たちスタッフやアーティストとおなじ釜の飯を食べながら、インカーブ独自の障がいのある方の
創作活動の支援や、作品展示発表・作品販売などのノウハウをお伝えします。
おなじ釜の飯を食べますが「ずっとインカーブで食べる/仕事をする」ことを意図していません。
あなたの働く場所に帰って、インカーブ的アート支援方法を導入する、
もしくは反面教師として活用していただくことをイメージしています。
嬉しいことに2017年度(来年の3月まで)は、ご希望者でいっぱいです。
そこで、2018年度(来年の4月以降)の募集を行いたいと思います。
インカーブとおなじ釜の飯を食べてもいいよっていうみなさんのご応募をお待ちしております。
詳細は下記のHPまで。
http://incurve.jp/kamameshi.html

ディレクターを選ぶ

「2つを1つにできる、そんなディレクターを選ぶ」ことがポイントです。
今日は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織員会に設置された
「文化・教育委員会」の5回目の会議です。
いつものように朝5時半の出発です(もう、慣れっこ)。
オリパラのスポーツと文化・教育は車の両輪です。
委員会では、こんなことを議論しています。
その一つが「東京2020参加プログラム」の活性化。
すでに217の団体が主体登録を済ませ、6,079のアクションが認証され、
教育プログラムを実施している学校は3,731校。
認証件数の全体で約10,000件!!だそうです。
だかしかし、盛り上がりは関東のみ。
なかなか地方には波及しませんね。関西はシーンとしたまま。
「シーンとした状況から何とか盛り上げたい、その為に出来ることは、何?」
というのが議題です。
https://tokyo2020.jp/jp/get-involved/certification/about/

そして、もう一つの議題がオリパラ直前からスタートする
「(仮称)フェスティバル」について。
いまはフレームを作っている段階でディテールの詰めはまだまだ先です。
ただ、ロンドンやリオをみても、オリパラ成功の鍵を握っているのが、
このフェスティバルです。
そこでポイントとなるのが<オリ>と<パラ>を架橋できるディレクターの選任です。
すでに何人かお名前はあがっているようですが、
わたしは「健常者と障がい者が興す文化に興味をもって、
<既に>取り組んでいる人」に就任していただきと組織委員会にお伝えしました。
個人名をあげて推薦しましたが、個人的なお付き合いがある方ではありません。
でも、この方なら<オリ>と<パラ>を架橋できる可能性がある、と感じています。
大切なのは、両方の文化支援に<既に>取り組んでいることです。
だしぬけ・突然・すぐさまに手をあげるニワカディレクターでは務まりません。
ネームバリューだけでは、この大仕事をハンドリングできるとは思いません。
お飾りではなく、実践型ディレクターの選任を主張したいと思っています。

初めて会ったのは金沢美大の四年生のころ、
あれから11年ほど経ちました。
いまでは、国内外のアートフェアの現場から、
大学のシンポジウムや講演会まで、
インカーブを代表して引っ張ってくれています。
ゆうこ、誕生日、おめでとう!!

今夜、オイコノミア、放送です。
テーマは『実は優しい?!市場の力』。
松井さん(東京大学経済学研究科教授)は、「市場って血も涙もない、
弱肉強食の世界だと思われがちですが、公平だったり優しい場だったり
するのです」と語ります。
社会参加や包摂のキモは「仕事化」にあります。
つまり血も涙もある「福祉の市場化」です。
サービスを与える/受け取るだけでは、頭打ち。
<これ以上・いま以上>を求めても国は答えを返してくれません。
ほっといたら<これ以下・いま以下>に降下します。
だから福祉と市場を接続させる試みに期待したいのです。
今夜のインカーブの出番は「4分間」。
ぜひ、ご笑覧ください。
http://www4.nhk.or.jp/oikonomia/x/2017-06-14/31/27946/1303260/
***************************
本放送6月14日(水)[Eテレ] 午後10:00~10:43
再放送6月16日(金)[Eテレ] 午前00:30~01:13
国際放送6月15日(木) 午前0:50~1:33
(日本時間13日24:50~25:33)
***************************

前のページ 次のページページのトップ