これで今年は終わり

今年のインカーブ講演がすべて終了しました。
ありがとうございました。
大学が数カ所、小学校が1箇所。
講演の大半はスタッフが行ってくれました。
特に今年は30代のスタッフが急成長。
というか下準備は20代の頃に済ませていたのでしょう。
いい塩梅の時期を迎えたようです。
先日の沖縄県立芸術大学に引き続き愛知県立芸術大学で
「障がいがあるひとの創作活動 –ソーシャルデザインの観点から」と
題しスタッフ片岡學がお話しさせていただきました。
愛知芸大では、美術学部の1年生(まだ10代の学生さん!)
にもご参加いただき「アート×福祉」のお話を。
今回の講演がすぐには役に立たなくても、
将来どこかで「障がいのある人」のことや
彼らの創作活動について考えるきっかけになれば、この上ない喜びです。
「アート×福祉」をデザインする人が
ひとりでも社会福祉の分野で働いてくれることを願っています。
精度の高い設計図書を作ってください。

場数こそ、チカラ!!

スタッフの片岡學が沖縄県立芸術大学で講演会を行いました。
一人で講演を仕切るのは人生初。
人に伝えることは難しい。
理解していただくことも難しい。
共感していただくことはもっと難しい。
沖縄の初マウンドのことはきっとずっと記憶に残るはずです。

ところで今回のプロジェクトは東京藝術大学と
金沢美術工芸大学の連携事業「文化庁 平成30年度 次代の文化を創造する
新進芸術家育成事業」の一環として、
「障がいがあるひとの創作活動ーソーシャルデザインの観点からー」と題した講演でした。
絵画・工芸・デザイン・芸術学などさまざまな専攻から学生と教員の方々が参加され、
熱心にお話を聞いてくださいました。
質疑の時間には、アーティストのモチベーションの維持や作品販売の収益、
インカーブの有給インターンシップ制度「おなじ釜の飯プロジェクト」に
興味をもってくださる学生さんも多く、
ソーシャルデザインの取り組みに関心と期待が寄せられていることを実感したようです。
次回の片岡のマウンドは愛知芸大です。ばんがれ、片岡。
場数こそ、チカラ!!

「1000字でわかる市場の本質」

読売新聞(今日の朝刊・全国版)の「1000字でわかる市場の本質」で
松井彰彦さん(東京大学大学院経済学研究科)が
インカーブをピックアップしてくださっています。
すこし引いてみましょう。
「障害者アートというとそれだけで福祉の対象と決めつける人たちが少なからずいる。
それが逆に障害者が社会で活躍する機会を奪っている気がしないでもない。
『インカーブ』のアーティストたちの作品は市場で評価されるだけの力がある。
市場は弱肉強食のジャングルではなく、
『社会的弱者』と呼ばれる人々に力を与える場である。」
だれかが決めた基準や標準は傍流を生み出します。
傍流に身を置くものは意識してその流れや川の濁りに注意を向けたほうがいい。
いつのまにか自分が傍流にいることさえ忘れてしまうから。
社会福祉がもっとも苦手とする市場、見て見ぬ振りをしてきた市場は
「格差を生み出すが、同時に夢も与えてくれる」。
わたしも同感です。
必要なのは二段ロケットです。
基壇には行政支援を、上段を民間支援。
それが社会福祉が市場に向かう時の装備です。
http://incurve.jp/archives/shin_181119yomiuri.html
http://incurve.jp/181119yomiuri.html

『こころの処方箋』

今日のランチタイムで「輪読会」をしました。
数人で河合隼雄さんの『こころの処方箋』(新潮社、1998年)を読んでいます。
一人でひとつの項を担当し、概要をまとめ、自分に引き寄せて感想を述べ、
みんなで意地悪じゃないツッコミを入れていきます。
「人は読書によって知識が豊富なり、
会話を交わすことによって能弁になり、書くことによって正確になる」と
フランシス・ベーコンが言っていたような。
輪読会で「会話」を交わすほど相手と自分の微細な違いが見えてきます。
理解しえずとも共に居られる場所は少し広がる。
風が通るスペースを新たに見つけた60分でした。今日はここまで。

約30年分の重み

金沢美術工芸大学の講演に引き続き神谷梢が登壇します。
なか一週間あけての連投。がんばれお母ちゃん!!
11月17・18日に浜松で開催される「障害学会第15回大会」に
アーティストであり愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所所属の
研究者である清野智子さんの共同研究者として(研究代表者:清野さん)、
「障害者による芸術活動への社会の態度ー新聞記事の調査から」
と題した口頭発表です。
研究は、「日本において発行部数の高い新聞約30年分を調査対象として、
芸術活動を行う障害者に対する関心や差別といった
社会の態度を明らかにし、今日の障害者による芸術活動への支援の問い直しを図る」
ことを目的とされています。
今回の大会では、調査初期段階の経過報告として、
読売新聞についての調査結果を中心に報告します。
本研究における芸術の定義と調査対象の芸術分野は
「芸術を、技術の質を問わず、創造・発表・鑑賞において
精神的価値や知的価値を創出する可能性のある人間の活動とその所産と定義した。
調査対象の芸術分野については、美術全般、デザイン全般、音楽全般、
舞台芸術全般(演劇・舞踊を含む)、メディアアート全般(写真・映像・漫画・アニメーションを含む)、
文芸全般、芸能全般、伝統芸能全般、芸道(華道、書道のみ)」が対象です。
約30年分の重み。
調査結果が楽しみです。
がんばれお母ちゃん、2020年まで。
http://www.arsvi.com/2010/20181118st.htm?fbclid=IwAR30v18OBNcXCqj7KGhTo3IE9HYlIsi4yT1AmO0bmUL84bm38Z7ryfBE3SQ
http://www.arsvi.com/ds/jsds2018.htm

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