4月20日に「アウトサイダー・アート×マーケット」のシンポが
甲南大学であります。私はゲストスピーカーとして参加します。
アートのマーケットさえ、成立していない日本で「アウト」のマーケットが成立するのか。
お時間が合えばお越しください。
http://kihs-konan-univ.org/blog/469

4月20日に「アウトサイダー・アート×マーケット」のシンポが
甲南大学であります。私はゲストスピーカーとして参加します。
アートのマーケットさえ、成立していない日本で「アウト」のマーケットが成立するのか。
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一昨日「おおさか未来塾」の講演が終わりました。
福祉部と市民文化部と政策企画部の大阪府庁の職員さんが56名。
大入り満員でした。



福祉部長から「今日のお話は往復ビンタをもろた感じですわ」との言葉をいただきました。
大阪以外では言えないことでも、大阪なら言えるところが正直あります。
やっぱり私のホームグランドが「大阪」だからでしょうね。
「福祉部だけやなくて、府民文化部も政策企画部も一緒になって考えて、
実行せな、福祉と文化はいつまでたっても、水と油ですわ」
などと好き勝手言ってしまいました。
このブログをみてはる大阪府庁職員のみなさん、スミマセン。
言い過ぎたかなと少し反省しています。
京都生まれ大阪育ちの僕は関西のことになるとヒートアップしてしまうのです。
合い言葉は「山高ければ裾広し」。
山の頂上を目指すにも半歩からです。
僕の最愛のお婆ちゃんは文字が読めませんでした。
だから「ひろし、新聞、読んで」って言ってはりました。
そして「ひろし、文字を読まれへんって、辛いし、悲しいもんやで…、
せやさかい、ひろしは頑張って勉強しなはれや。一生懸命、勉強して、
おばあちゃんのような人をつくらん世の中にしてや。
ほんでな、お父ちゃんにもお母ちゃんにも感謝どすえ。
勉強させてもらえるのは、ほんまありがたいこと、どす」
京都に生まれ、京都で育った、明治生まれの女性です。
そんな、お婆ちゃんに真綿に包むように育てられました。
インカーブのスタッフが大学に入学します。
学ぶのは「芸術学」。働きながら学ぶことを決心しました。
4年間はながいけど、その覚悟はきっと実を結びます。
社会人になって身銭をきって学ぶことは未来の杖になります。
彼女をバックアップするのは残りのスタッフです。
「インカーブの仕事は福祉と文化が両輪!」
「社会福祉士と学芸員の資格は最低限の言葉を知るために必要!」
そんな偉そうな大義「迷」分に9割のスタッフが付き合ってくれました。
残りの1割は勉強の真っ最中です。
「資格なんて……勉強なんて……実践では必要ない事ばかりやん!」って
声が聞こえそうですが、いやいや、そうではありませんよ。
お浄土に還るまで仕事を通して社会にコミットしていきます。
ほそく、ながく、続けていく為には「勉強しなはれ」といってくれた
お婆ちゃんの言葉が正解です。
ps彼女を大学に送り出してくれた居残りのスタッフに、ありがとね。
今朝の朝日新聞「知的障害者ではなく芸術家」。
一昨日の日経新聞同様、筆者は東大の松井彰彦教授です。
インカーブの特集記事を書いてくださっています。
松井さんの共著『障害を問い直す』(東洋経済新聞社)にも勇気と希望をいただきました。

「あんた達(アトリエインカーブ)は自分たち(私を含めスタッフ)の
好きな事(アートやデザインをすること)がしたいから障がい者を利用してるだけや!
知的障がい者が相手やから出来るだけやがな!アートやデザインでお金儲けができるなんて、
そんな夢のような話しがあるわけないやろ!!」
10年近く前、講演会で登壇した私に客席から浴びせられた言葉です。
それも一人ではなく二人、三人と声があがりました。
後で聞いたら声を上げたみなさんはすべて福祉関係者。
言葉でもわかるようにすべて僕と同じ地元・大阪の方でした。
一番、気持ちをえぐられたのは「知的障がいが相手やから出来るだけやがな!」でした。
全身のチカラがふっと無くなるような感覚を覚えました。
逆をかえせば「知的障がい者」を利用してきた歴史がこの福祉業界にあるのだと理解ができました。
「そんな夢のような話し」も語る事ができない世界が障がい者福祉だと感じたことを覚えています。
今でもこのような批判は「一部」の「福祉関係者」から出ていると聞きます。
特に外部(デザイナーや俳優さんや)が福祉業界に目を向け、
支援の和を広げようとすると批判が生まれるようです。とてもとても残念なことですね。
一昨日の日経新聞に「障がい学×経済学」を研究されている東大の松井彰彦教授が
4つほどの団体と一緒にインカーブをフューチャーしてくださいました。
以前から松井さんの考え方に興味を覚えていました。
たまたまご縁が繋がりインカーブが出展しているアートフェアでお目にかかることができました。
「今、福祉に必要なのは経済原理であり、市場に必要なのは道徳原則である」
「福祉の市場化は道徳原理を市場原理に置きかえる事ではない。
道徳原理と市場原理を融合させるものでなくてはならない」
「一部」の「福祉関係者」からは松井さんへの批判もあると思います。
でも、潰さないでいださい。
少なくとも私は彼の著書や研究論文で勇気をもらい、リフレッシュしました。
