「負の歴史を辿ることが私の美術」です。
そんなお話から南嶌さんの講演が始まった。
今月の初め大阪に大寒波が来た8日の土曜日でした。
南嶌さんと初めてあったのはインカーブが誕生して2年目。
プロレス好きで、型破りで、男前で、吉本新喜劇の大ファン。

でも、どことなく儚げな目をされます。
怒りにみちた目もされます。
ヒロシマ・アウシュビッツ・ハンセン病、
そして東日本大震災から、彼の美術は始まり、今があります。

彼は問います。
「失われた尊厳にアートは何ができるのか?」
「アーティストは描きたい対象と刺し違えることはできるのか?」
彼はアーティストに「描く覚悟」を要求します。
その覚悟を「評論する覚悟」を彼は持っています。

上っ面ではない、大きな者に巻かれない、そんな覚悟をもてよ。
復習ではなく希望を与える人になれよ。
なんて言ってくださってるように聞こえました。

南嶌さんは男前です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%B6%8C%E5%AE%8F

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