茨木市文化振興課が主催する「maruのじかん展」トークイベントに、
インカーブのヘッドチーフ林智樹が登壇しました。
テーマは、「つくることみせること そのちがいとつながりについて/INCURVEの取り組み」。
16名の小・中学生が通うアトリエ maruの講師であり、
本展を企画したOne Art Projectの藤本聖美さんと対談形式でお話ししました。
インカーブからは、アーティストの創作活動に加えて、
国内外の美術館・アートフェアへの出展。「開く」活動と日常を守る「閉じる」意味。
作品を発表し続ける中で、何よりもアーティストの創作環境を整え、
日常を守ることがスタッフの重要な役割であると話してくれました。
質疑応答では、「アーティストの表現の幅が広がっていくなか、
スタッフはどのようにアップデートをしていくのか?」という質問に、
画材についての情報収集や、スタッフ間で福祉やアート、デザインに関する勉強会を行ったりと、
自己研鑽を続ける必要性をお伝えしました。
通う期間やアーティストの年齢層で違いがありながら、
自由にのびのび創作が出来るアトリエという共通点を持つインカーブとmaru。
対談のなかで、アーティストとスタッフ、
それぞれの在り方や役割について改めて考える機会となったようです。
準備、継続、向上心。
簡単なようで、どれも難しいことばかり。
それでも、それしかないことを場数を踏めば踏むほど実感するものです。

