アトリエインカーブの有給のインターンシップ制度
[おなじ釜の飯]プロジェクトは、 今年で3年目を迎え、これまでに7名の方にご参加いただきました。
今年度のスタートは、和歌山大学教育学研究科 特別支援教育専攻の成末くん。
プロジェクト初の学生くんです。
現在、修士論文の計画書を提出し、データーを採取しつつ微調整を行なっているところだそうです。
彼のクエスチョンは、「特別支援学校ではどのような美術教育が行われているいのだろう?」。
わたしも同様のクエスチョンがあります。
というのもインカーブがスタートした15年ほど前、
当時の養護学校(現支援学校)の美術担当の教員さんがこんな言葉を漏らしていました。
「なぜ、学校で彼らの(インカーブのアーティスト)の能力が
発見出来なかったんだろう…もっとはやくわかっていたらよかった」。
なぜ、教員さんは発見出来なかったのか?不思議です。
先行研究では、特別支援学校全体を対象とした実態調査や、
視覚障害特別支援学校の実態調査は行われてきたようですが、
知的障がいの美術教育に焦点化したもの存在していないとのこと。
これもまた、不思議です。
まだまだ微調整は必要ですが障害者芸術の法整備がなされ、彼にとっては追い風です。
来年2月ぐらいには修士論文が完成するのかな。待ち遠しい。
psしんき画伯とケーキをもつ青年が、彼です。
http://incurve.jp/kamameshi.html