先週末、一月半ぶりに村木厚子さん(厚労省事務次官)とご一緒しました。
プライベートでお話を聞く機会も多いのですが、講演会の客席で聞く村木節は一段と腹にしみます。
登壇された「きしわだ男女共同参画フォーラム」で話された最大のポイントは
「生産労働人口が激減する日本で、いかに女性・障がい者・高齢者の『最適配置』を行うか」だったと思います。
最適配置とは、つまり、それぞれのお役目にそった場所の確保です。
近代の市場主義が不配置だと決めつけた人こそ必要な人だということです。
「女性だから、重要なポストを任せるのは無理むり、だって結婚したら、子供が生まれたら、
辞めちゃんでしょ」とか。「障がい者だから、手が遅いよね、残業もきついんじゃない、
うちの会社はしんどいよ、続くかな」とか。「高齢者だから、もう、のんびりされたらどうですか、
お孫さんのお世話でも」とか……そんな「だから」を宣う旧来の人は日本を経済的にも文化的にも崩壊に導きます。
日本人全員がよってたかってこの国を支えなくては、ほんと、潰れちゃいます。
僕は日本が好きだから、それは困るのです。
講演の最後に村木さんが「もっともっとスピードをあげて、頑張らなきゃ」とお話をされていました。
ご期待ください!
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/26/dannjyo2015.html
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講演終了後の第二幕は親友を誘い「思い出の焼肉屋さん」に。
村木さんが164日拘置された後に一緒にいった焼肉屋さんは相変わらず、汚いけど、旨い肉をだしてくれます。
ビール片手に講演会の内容よりグッとミクロなソーシャルワークのお話をしました。
特に「障がい者のアグリ就労の可能性」や「障がい者の結婚」、「障がい者の通勤寮復活」について。
施策には問題があるのが当然です。だって人間が作るんですから。
だから、顔をみて話しをして、解決のきっかけを見つける。でも、また問題を含んでる。
だから、また顔をみて話しをする。その繰り返しの必要なんでしょうね。
「女性だから、障がい者だから、高齢者だから」がポジティブになる時代がそこまできています。
「もっともっとスピードをあげて、頑張らなきゃ」です。