先日、電通クリエーティブ・ディレクター兼コピーライターの
磯島さんから、ご著書『言葉の技術』(朝日新聞出版)が贈られてきました。
この著書で磯島さんが言いたいのは
「人に届く言葉を生み出す為には『人よりたくさん考えること』が必要なんです」
ということです。いたって平凡、凡庸、ゆえに響きました。
彼は電通のトップクリエーターです。
きっと一度は新聞や街角で彼のコピーを目にされたことがあるはず。
初めてお会いしたのは、かれこれ6年ほど前です。
言葉(コピー)を作ることも、空間を作ることも、福祉を考えていくことも、
宗教を考えていくことも、政治を考えていくことも、経済を考えていくことも、
考えるお作法は同じ。そんなことを強く感じたことを覚えています。
磯島さんは第一章(p16)でこんなことを書いています。
「『伝わらない言葉』の原因は(中略)考えていないからだと思うのです。
考えていないから、伝えるべき言葉が見つかっていないのです。
もしくは『人に伝える』という本来の目的とは別のことを考えているからだと思います」
カチカチの行政人や研究者、教育者と話しをすると、
何が言いたいのかよくわからないことってありませんか?
マニアックな仕事や研究をされている方に限ってあるんです(笑)不思議と。
きっと相手のことを「考えてない」もしくは「考える余裕がない」
もしくは「言いたいことが一杯ありすぎる」からでしょうか。
『言葉の技術』は電通の若手コピーライター君たちの入門編として書かれたようです。
でも、いまの僕でも学ぶべきことがぎっしり詰まっています。
「人よりたくさん考えること」でしか
平凡で凡庸な言葉を使いこなすことは出来ない……改めて感じとることができました。
ps第五章の「4つの扉から生まれる言葉たち」では自分の言葉をみつける具体的な方法が説かれています。
コピーライターやデザイナーに限らず、
自ら仕事を創りだす福祉のリーダーやスタッフにもぜひぜひ読んでいただきたいと思います。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=15847

