先日、インカーブに訪問されたロカテッリ障害者担当大臣の秘書から
昨年イタリアで開催されたG7の包摂と障がいに関する担当者会合で
G7各国閣僚が署名した成果文章「ソルファニャーノ憲章」の
コピーが送られてきました(全文和訳等は下段に)。

序文の概要はこうです。
「2024年10月15~16日、イタリア・ソルファニャーノで、
障害者と包摂を担当する大臣たちが初めて一堂に会した。
私たちは、全ての人が社会・文化・教育・経済・市民・政治のあらゆる場で、
等しく参加し、力を発揮できる権利を確保するという揺るぎない思いを再確認した。
会合は6月のG7首脳会議に基づき、ソルファニャーノ憲章の実現に向けて、
障害者が中心となる社会への具体的な行動—教育・雇用・自立支援・新技術活用・
スポーツや文化活動・災害対応など—を進めることを約束する。
大事なのは、「私たち抜きに決めないで」の原則。障害者を包摂の中心に据え、
政策やコミュニティに声を届けることで、誰もが尊厳を持ち、
自分らしく生きられる社会に変えていく。
そのために国際協力や地域社会の力を最大限に活かすことも合意する。
私たちの優先は、包摂を政治課題として位置づけ、アクセスや自立、才能の発揮、
文化・生活の尊重、緊急時対応を確実に進めることなのだ」。

私は、大臣の訪問を機に、イタリアと日本の障がい者施策を学ぶにつけ、
その温度差に驚愕している。
ご存知のように、日本は2007年に障害者権利条約を批准しており、
国内法(障害者基本法、障害者差別解消法など)も整備し、
公共施設や雇用、教育における合理的配慮の義務化は進んでいるとも思う。
だかしかし、教育分野では、分離教育が大勢をしめ、
雇用分野では、法定雇用率を免れるために障害者雇用ビジネスを悪用する企業もある。
「ソルファニャーノ憲章」に署名した日本の大臣(三原じゅんこ氏)に
「私たち抜きに決めないで」とする障がい者の声が届いているのだろうか。
「ソルファニャーノ憲章」
https://www8.cao.go.jp/shougai/g7/k_1/pdf/g7.pdf
全文和訳
https://www8.cao.go.jp/shougai/g7/k_1/pdf/translate.pdf