「パラリンピックもアートも、強いこと、
価値のあることを生むと同時に、より弱い、価値のないことを
つくってしまうのだとあらためて思った」とリアクションペーパーに書いてありました。
昨年12月に引き続き、東京大学大学院経済学研究科の松井彰彦教授にお招きいただき、
文科・理科1・2年生対象の授業「ゲーム理論:人間関係と多様性を科学する」
でゲスト講義を行いました。
「インカーブにおける障がい者の自立と社会福祉」をテーマとして、
インカーブの経済的観点からの事業運営、アーティストの社会保障と自己実現、
収入確保のバランスなどを、映像を交えて話しました。
授業後には「自分は理論を突き詰めた美しさに惹かれてきたが、
今日は、まだ言葉にできない、それとは違う美しさを感じた」
「今中さんは、社会への違和感をデザインの思考と行動で、
インカーブという形にして世に投げかけたのだと理解した」などの感想をたくさんいただきました。
なかでも冒頭に紹介した「パラリンピックもアートも、強いこと、価値のあることを生むと同時に、
より弱い、価値のないことをつくってしまうのだとあらためて思った」という意見が刺さりました。
インカーブの明と暗、清と濁をよくぞ、見抜いてくれた。嬉しい。
東京に前乗りして、朝5時半に起きて、部屋でバナナを食べて、8時半の授業に来て本当によかった。
いつか彼女と二人で話がしたい、と思ったのでした。

インカーブスタッフの林智樹と寺岡百佳が
大阪芸術大学の全学科を対象とした人権の授業で、
ゲスト講師をつとめてくれました。
テーマは、「芸術と福祉、障がいがあるひとの芸術活動INCURVEってどんなチーム?」。
人権と聞くたびに思い出すのは、
「自分の人権を主張したいのであれば、他者の人権を尊重しなければならない」
と考えていた暉峻淑子さんの『豊かさとは何か』(1989年、岩波新書)。
すでに現在70刷だそうです。
11月に行われる大阪芸術大学の全学科を対象とした授業にも二人が登壇してくれます。

お友達から大きなスイカをいただきました。
昼ごはんまでプールの中でクルクル回って準備中です。
最近、特にコロナ明け以降、昼ごはんに果物が出る回数が減ってきました。
なぜ、減ってきたのか?そこが問題です。
原因のひとつは、
社会福祉に支弁される費用が「公定価格」で決まっている、という問題があります。
厚労省の資料によると、介護・障害福祉サービス等報酬は
「実態調査で把握される施設や在宅サービスの類型ごとの収支状況等を踏まえ、
その提供に要する平均的な費用の額等を勘案して、
原則3年ごとに報酬を決定」とされています。
ポイントは「報酬決定は3年ごと」である、という点です。
つまり、物価高騰へのレスポンスが鈍いのです。
果物に限らず、補修工事費用や人件費も同様で、価格上昇にまったく追いついていません。
それでも、スイカは泣き言をいわずに機嫌よく回っているのでした。
きっと、社会福祉の現場のスタッフも同じなのです。
でも、時々は泣き言をいったほうがいいし、意見表明すればいいのです。
そうしないと納得しているのと同じですから。

幸せな厄年

今日、幸せな厄年61歳を迎えました。
厄年は「役年」に通じるようです。
なんだか60歳より「役に立つ人」になれるとか。
鋭意、努力いたします!!
お祝いをいただいた、みなみなさま、ありがとうございました。

新生-INCURVE-

昨日で、アトリエ インカーブが21年の短い歴史に幕をひき、終わりました。
ながくお付き合いいただき本当にありがとうございました。
新年度の今日からは「INCURVE」として生まれかわります。
アトリエ インカーブとギャラリーインカーブ|京都、
ビブリオインカーブの3つの事業を一つにまとめ
「インカーブ」としてリブランディングしました。
いままで以上に有機的に事業をつなげ、閉じながら開いて、
インサイドのカーブを投げていきます。
今後ともご無理のない範囲でお付き合いください。
「なんで、いまさら、耳慣れた名前を捨てて、インカーブなの?」
については新生HPやPR TIMESで報告しています。
お時間があればご笑覧ください。
https://incurve.jp/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000028125.html

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