心がスッと楽になる言葉をいただきました。
1週間に2回も、です。

「ふたつよいこと さも ないものよ」

関西で古くから伝わる言葉だそうですが、僕は知りませんでした。
臨床心理学者 ・河合隼雄さんのご著書『心の処方箋』で紹介されています。
「一つ良いことがあると、一つ悪いことがあるとも考えられるということです。
抜擢されれば同僚のねたみを買い、宝くじにあたるとたかりに来るはずだ、
ということです。世の中は良いことずくめにはならないように仕組まれているのだけれど、
そのことを知らないために愚痴を言ったり文句を言ったりばかりして生きている人もいる」
苦しくなったら、次は楽しくなることが待っていて。
楽しくなったら、次は苦しくなることが待っていて。
だから、悲観ぜず、楽観せず、驕らず、めぐってくるご縁に任せましょう!
って、僕は訳しました。
ザーザー降りの雨もいつかはあがります。

お友達の編集者からいただいた河合隼雄さんの『全対話』にも
「ふたつよいこ さも ないものよ」がいっぱいです。
時々、苦しみを抱える人からご相談をいただきます。
福祉業界ではそんな人を相談支援事業者といいます。僕もそんな人の端くれです。
「ふたつよいこと さも ないものよ」は相談支援の大きな手がかりになるように思うのですが、いかがでしょうか。
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