過去の記事 → 2019年11月

年末近くなると、学校や行政などでの講演やシンポ、
対談、鼎談のお仕事が増えます。
不思議なのですが、毎年、ぎゅうぎゅう詰めでやってきます。
一人では抱えきれないので半分ぐらいをスタッフがカバーしてくれます。
明日は、金沢美大の2年生150名と授業です。
15年前の授業でインカーブのインターン生になり、
そのまま居ついてくれた人が二人もいます。
また、そんな人に巡り合いたいなと欲がでます。
明日の授業ネタは「希望を満たす、共感を超える市場」です。
拙著二冊をつかって複合技を試そうと思います。

2016年度からスタートした
インカーブ新木画伯と小学校5年生のコラボ企画。
今年も大盛り上がりでした。
担当の北村さんは「子どもたちの表現の幅や視野を広げ」
「子どもたちのそれまでの概念をブチ壊す」ための実践だとおっしゃいます。
子供たちがこのワークショップで「障がい者と健常者のバリアフリー」をこえて
「人間って、ほんま、すごいな」を感じてくれたら丸儲けです。
150名の子供たち、ほんま、ありがとう!!またね。


12月 1日(日)、京都(同志社)で
日本ソーシャル・イノベーション学会の第1回年次大会の
メインシンポジウムに登壇します!!
テーマは「社会を変えるトリガーとは何か? -食・アート・サイエンス-」です。

そもそもイノベーションとは何でしょう?
きっと、それは個人の知性よりもむしろ、
今の社会のあり方(要請といったほうがいいかも)に依存し、
発生するものだと思います。時代にそった社会が出現し、
過去と現在のコトやモノを焼き直しして、マネっこしながら、
気がついたらそれがイノベーション(と、呼ばれる)。
ということは、時代の要請を感じ取ることが初めの一歩?
いやいや、時代に迎合するなんてまっぴら。我が道をいく!ことがいいの?
いろいろ考えが巡りますね。
少なくとも言ることは、イノベーションは実践と実行だということです。
ゆえに、研究者に限らず市民レベルで議論すべきことですね。
メインシンポジウムでは、
拙著『希望を満たす働きかた-ソーシャルデザインという仕事-』の中から
「社会を変える」ヒントを探したいと思います。

本大会は、同志社大学大学院総合政策科学研究科ソーシャル
・イノベーションコースの教員と修了生を、
基盤に発足した日本ソーシャル・イノベーション学会です。
本大会はその記念すべき第1回年次大会。
個人的にも「その後」どのような大会になるのか、楽しみです。
お時間があえば、ぜひ、お越しくださいませ。

メインシンポジウムのテーマ
「社会を変えるトリガーとは何か? -食・アート・サイエンス-」
メインシンポご登壇者(五十音順)
石田秀輝氏(科学者、東北大学名誉教授、地球村研究室代表)
今中博之氏(社会福祉法人 素王会理事長)
河合秀治氏(ココネット株式会社取締役社長)
(メインシンポジウム以外にポスターセッション等があります)

日時  2019年12月 1日(日) 10:00-18:00 (開場 9:30)
(13:15~15:00 メインシンポジウム)
定 員 200名
会 場 同志社大学 烏丸キャンパス 志高館

申し込みはこちらまで。
https://socialinnovationday2019.peatix.com/

今年8月末に発売した『かっこいい福祉』
(村木厚子・今中博之共著)の重版が決定しました!!
実質2ヶ月で完売したようです。
心からみなさんに感謝です。ありがとうございました。
村木厚子さんとは「福祉のとっかかりになればいいね」とか
「難しいことはさておき、社会福祉に興味のない方々にも
読んでいただけるように脱線ぎみのエピソードも入れながら」なんて
言いながら作りました。
嬉しいことに全国の図書館にも置いていただいてるようです。
本屋さんが品切れの場合は、お近くの図書館でご笑覧くださいませ。
2刷りが出版されましたら、またご報告させていただきます!

茂木健一郎さんの書評

脳科学者の茂木健一郎さんから、
村木厚子さんとの共著『かっこいい福祉』の書評をいただきました。
全ページからポイントをスッと抜き出し、
わかりやすく解説してくださっています。

「『かっこいい福祉』とは、結局、人間の本質を理解し、
寄り添う営みであろう。人工知能の時代、人間は人間に還っていく。
人間中心の時代にこそ、『福祉』はその本来の輝きを放つのだろう」と
茂木さんは締めてくださいました。

「人間は人間に還っていく」そのお手伝いをすることが社会福祉です。
思っているだけでは進まない。
一人では動かない。
よってたかって考えて、動かしていく。
なぜ、そんなことしなきゃいけないの?
答えは簡単です、福祉も社会福祉も私ごとでは無い、みんなのことだからです。

茂木健一郎 書評:第三文明12月号
「人間の本質を理解し、寄り添う営み」
https://www.daisanbunmei.co.jp/3rd/d3_maga.php?no=91912&mt=0


『かっこいい福祉』(左右社)
http://b-incurve.jp/online/online_fukushi.html

次のページページのトップ