こんなウワサを聞きました。
「インカーブに入るための障がい者むけ画塾がある」らしい。
「インカーブに入るには試験があってかなり難しい」らしい。

僕もインカーブのスタッフもウワサの画塾を知りません。
インカーブに入る為に絵の試験をするなんてありえません。
なので、「かなり難しい」はずがありません。
いまインカーブに在籍する26名のアーティストたちは制作が大好きで、
バスや自転車で通ってこられる地域の方々です。

もし、ウワサの画塾に通われているアーティストをご存知なら、
話してあげてくださいませんか。
「インカーブに入るための試験なんてない」よって。
「制作することが好きなら入れる」よって。
「ただ、定員が一杯らしい」よって。

もし、画塾を運営されている方をご存知なら、
話してあげてくださいませんか。
「嘘、言うたら、あかん」よって。

ただ、このようなウワサが流れるのも
「インカーブに入りにくい」からだと思います。
定員が一杯なんです。
時々、引っ越しされたり、入院されたりで退所されますが、
3年に1人いるか・いないかです。

「アーティストとして軌道にのった方から
個人のアトリエを作って独立していく」ことがインカーブの目標の一つです。
しかし、軌道にのったアーティストたちに「独立」話しをしても、
「絶対、インカーブを離れるのはイヤヤ」→「毎日、スタッフは通いで○○さんのアトリエに行くし、
お昼ご飯もインカーブに食べにきてもええねんで」→「でも、なにがなんでもイヤヤ」。
僕もスタッフも「インカーブを好いてくれはる」ことは嬉しいことなのです。
ただ、これでは新しいアーティストを迎えることはできません。

たくさんの方々から「アトリエインカーブ2をつくってくださいな」ってお話をいただきます。
最大の難問はココロザシとスキルをもつスタッフを育て、配置できるか否か、です。
今週のミィーティングでは「10年後、20年後のインカーブのお役目をイメージしてほしい。
そして、個人としてどのように生きていきたいのかも考えてほしい」とスタッフにお伝えしました。
いつか「暖簾わけ」をして「アトリエインカーブ2をつくってくださいな」って
バトンを渡すことになるかもしれませんね。

IMG_0700IMG_0696 2