先週、大阪府立生野高等学校の3年生約350名を対象に、
「なぜ『弱い』チームがうまくいくのか」というテーマでお話をしました。
同様の内容でお話ししたのは、グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)の
大手前高等学校、天王寺高等学校。
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎に続き、これで4校目です。
どの高校も2時間ほど講演をした後、1時間以上、個別に質問をいただきます。
例えば「強い人と弱い人が同じ“地平”に立ち共存していくことが
大切だと私は思いますがそうしていくにはどのようなことを
意識して日々の生活を過ごしていったら良いですか?」とか、
「集団の心理的な安全性を妨げる四つの不安が存在します。
いわゆる『無能、無知、悲観、重荷』は集団の内面破壊を誘引する潜在的な
リスクが示唆されております。これを解決するために個人
そして集団全体ができることは何かをお聞きしたいです」とか、
「ニクラス・ルーマンの社会システム理論は一般的信頼理論やソーシャル・キャピタル論
とはまた違う包摂のモデルだと言われています。どう思われますか?」とか。
さすがGLHSです。一般の大学生でも出てこない質問をくださいます。
なかでも、今だにその声が消えないのは、
「そもそも、チームに加わるのが怖いんです……僕は怖いんです……どうしたらいいんですか」
という質問以前に生まれた吐露でした。
でも、私は、それにちゃんと答えらなかった。ごめんなさい。
もっともっと勉強して出直します。また、会ってください。