【募集】インカーブ パートスタッフ
https://incurve.jp/staff_boshu2026.html
インカーブでは、
障がいのあるアーティストの創作活動を支えるパートスタッフを募集しています。
インカーブの母体は、社会福祉法人素王会です。
2002年の設立以来、24年にわたり、障がいのあるアーティストの創作活動を支えてきました。
パートスタッフの方にお願いしたいのは、アトリエの日常を支える仕事です。
アーティストとの日常的なコミュニケーション、画材や道具の準備、片づけ、
作品や備品の整理、グッズの発送補助、展示や広報の補助などを担っていただきます。
障がい者支援という言葉から、身体介助や入浴介助を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、
インカーブで中心となるのは、そうした介助ではありません。
アトリエでの創作活動を支え、
アーティストが安心して制作に向かえる環境を整えることが主な仕事です。

福祉に関心のある方。
アートやデザインに関心のある方。
人に丁寧に関わることができる方。
表現を軽く扱わない方。
そして、朗らかな方。
そんな方と、一緒に働ければと思います。

【募集概要】
募集人数:若干名
勤務日数:週2日以上(応相談)
勤務時間:
月曜〜金曜 9:30〜17:00
土曜 9:40〜15:00(不定期・月2回程度)
時給:1,300円
通勤手当:月額上限23,000円
賞与:寸志あり
【勤務地】
月曜〜金曜
社会福祉法人素王会 インカーブ
大阪市平野区瓜破南1-1-18
土曜
大阪市長居障がい者スポーツセンター
大阪市東住吉区長居公園1-32
詳しい募集内容・応募フォームはこちら
https://incurve.jp/staff_boshu2026.html
ご関心のありそうな方がおられましたら、シェアいただけるとありがたいです。

先月、神戸東灘ロータリークラブの第32回例会において、
インカーブのチーフディレクター・神谷梢がゲストスピーカーを務めました。
テーマは、「INCURVEの普通なしあわせ」。
インカーブは、障がいのあるアーティストの創作を支える福祉の現場でありながら、
同時に、作品を社会へ届けるアトリエであり、ギャラリーであり、
デザインや市場ともつながる場所です。
けれど、私たちが何より大切にしているのは、特別な成功物語をつくることではありません。
毎日アトリエに来ること。
絵を描くこと。
誰かと昼ごはんを食べること。
少し笑うこと。
作品が、誰かの手に渡っていくこと。
そうした、あたりまえのようで、実はとても壊れやすい日々を守ることです。
神谷からは、社会福祉とアート・デザイン、そして市場をどう架橋してきたのか。
また、アーティストの創作活動と日常生活を、
どちらも大切にするインカーブの姿勢についてお話しさせていただきました。
会場には、さまざまな分野でご活躍されているロータリークラブの皆さまが集われ、
熱心に耳を傾けてくださいました。
インカーブの実践が、
福祉を少し違う角度から見つめるきっかけになっていれば、うれしく思います。
神戸東灘ロータリークラブの皆さま、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

早朝のバースディ会

早朝。アーティストがやってくるスキを狙って、
相方のバースディ会をしていただきました。プレゼントもいただいたりして。

村木厚子さんが立ち上げた一般社団法人「I&Others」の活動が、
日経新聞をはじめ様々なメディアで取り上げられています。
I&Othersは、企業と福祉をつなぐ新たな試みです、というと実務的な連携の話に見えますが、
本質はもう少し深いところにあります。
それは、社会の中に点在している善意や資源や関心を、困りごとを抱えた人や現場へと、
偶然ではなく仕組みとして届ける試みなのです。
福祉の現場には、公的制度だけでは拾いきれない困難がいくつもあります。
一方で社会の側には、「何かしたい」「力になりたい」という思いが確かにある。
にもかかわらず、その両者はしばしば出会えないままに終わります。
I&Othersが目指しているのは、その断絶を埋めることです。
「困っています」という声と、「私にできることでよければ」という意志とをつなぐこと。
言い換えれば、支援を特別な行為として囲い込むのではなく、
支え合いを社会の構造の中に組み込み直そうとする営み。
ここにあるのは、単なるマッチングの発想ではありません。
支援する側と支援される側を固定せず、人は誰もが、ある時には支える側であり、
ある時には支えられる側でもある、という人間理解と円環です。
その背景には「みんな弱くていいのだ」への頷きがあるように思います。
福祉を福祉の内部に閉じ込めず、企業、市民社会、専門機関、当事者の声を含めて、
社会全体で引き受けていく。その思想に、私は大きな可能性を感じています。

I&Othersのシンボルマークに、インカーブの作品が採用されました。
経緯をうかがうと、I&Othersのスタッフの方がアートフェア東京で
インカーブのアーティストによる「りんごちゃん」の作品と出会い、
それを購入してくださったことがはじまりでした。
そしてその作品が、ルターの
「たとえ明日世界が滅びるとわかっていても、私は今日りんごの木を植える」という
言葉と重なり、I&Othersのシンボルマークとして歩みを共にすることになりました。
私はこの流れに、どこか象徴的なものを感じます。社会が不安定で、
分断や閉塞が語られやすい時代に、それでもなお「今日、りんごの木を植える」という態度。
すぐに結果が出るとは限らなくても、人を信じ、社会をあきらめず、
未来に向けて小さな手を打つこと。I&Othersの構想もまた、
そのような実践なのではないでしょうか。
福祉もアートも、即効性だけで測ることのできない営みです。
だけれど、見えにくい痛みを可視化し、言葉になりにくい願いにかたちを与え、
社会の想像力を少しずつ広げていくという点で、
両者は深いところでつながっているように思います。
「りんごちゃん」がI&Othersの象徴となったことには、
単なるデザイン採用以上の意味があるのかもしれません。

企業と福祉をつなぐ。
その先にあるのは、社会の中に「おおきな応援団」をつくること。
その歩みが、これからどのように育っていくのか、ぜひ、みなさんも注目してください。
https://iandothers.org/
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b7901c4ee2317257fbf691608f935d3fed3ee3a

「例年以上のお客様にお越しいただきました。
作品についてお話しする機会も、とても多かったんですよ」。
アートフェア東京の現場を終えたスタッフから、今朝そんな報告が届きました。
饒舌ではないはずの抽象作品。けれど今回は、具象作品以上に、
多くの方の心に届いていたように思います。
遠方からお越しくださったリピーターのみなさま。
アートパトロンのみなさま。
本当にありがとうございました。
大阪の端にあるインカーブが、なぜ東京のアートフェアに出展し続けるのか。
しかも、決して小さくない費用をかけてまで。
その意味を、現場のスタッフ一人ひとりが自分の言葉で理解し、
腹落ちさせながら立ってくれている。
そのことが、何より頼もしく感じられました。

前のページページのトップ