約3年ぶりに本を書きました。
その間、ずっと悪人について考えてきました。
私たちは、愛すれば愛するほど、愛されれば愛されるほど、悪人になるのではないか?
その疑問に自分なりの答えが見つかった気がします。
河出書房新社の編集長から「はじめて、底をつきましたね」と言われた
『悪人力 -逆説的教育論-』。3月25日全国書店 発売予定です。
ご笑覧いただければ幸いです。

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一年間で最大のアウトプット(アートフェア東京)も終わり、
「ヒヤシンスだと思って育てていたら、チューリップでしたわ」という
普通なしあわせ、に帰ってきました。
波風立たない毎日は、本当に幸せです。

3月9日、アートフェア東京2025が閉幕しました。
今回もたくさんのお客様にお目にかかれました。
そして、たくさんの作品が婿入りすることができました。
心から感謝です。
今回は大文字のINCURVEになったことを記念して
新木さん、塚本さん、阪本さんのトップスリーで臨んでみました。
それぞれに作品が進化し、見応えがあったと思います。
これからのINCURVEも、水と油のように思われがちな社会福祉と経済を、
アダム・スミス風な道徳で繋げていきたいと思います。

アートフェア東京2025・INCURVE、一般会期の一日目です。
すでに赤丸(つまり購買済み)がついた作品も。
今回、初めてご購入くださった方やリピーターのお客様で満員御礼です。

茨木市文化振興課が主催する「maruのじかん展」トークイベントに、
インカーブのヘッドチーフ林智樹が登壇しました。
テーマは、「つくることみせること そのちがいとつながりについて/INCURVEの取り組み」。
16名の小・中学生が通うアトリエ maruの講師であり、
本展を企画したOne Art Projectの藤本聖美さんと対談形式でお話ししました。
インカーブからは、アーティストの創作活動に加えて、
国内外の美術館・アートフェアへの出展。「開く」活動と日常を守る「閉じる」意味。
作品を発表し続ける中で、何よりもアーティストの創作環境を整え、
日常を守ることがスタッフの重要な役割であると話してくれました。
質疑応答では、「アーティストの表現の幅が広がっていくなか、
スタッフはどのようにアップデートをしていくのか?」という質問に、
画材についての情報収集や、スタッフ間で福祉やアート、デザインに関する勉強会を行ったりと、
自己研鑽を続ける必要性をお伝えしました。
通う期間やアーティストの年齢層で違いがありながら、
自由にのびのび創作が出来るアトリエという共通点を持つインカーブとmaru。
対談のなかで、アーティストとスタッフ、
それぞれの在り方や役割について改めて考える機会となったようです。
準備、継続、向上心。
簡単なようで、どれも難しいことばかり。
それでも、それしかないことを場数を踏めば踏むほど実感するものです。

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