西川遼志は、下描きすることなく、カッターナイフで白い画用紙を切り抜きます。
想像や記憶をたぐりよせながら、ゆったりとした余白を背景に網目状の構造物
を浮かび上がらせます。約10年に渡って鉛筆で制作を続けてきた西川は、
数年前から鉛筆で描くことをやめ、「切ることで描く」新たな表現に至り
ました。その大きな変化によって、彼が静かに探し求めてきた風景に近づいた
ようにも見えます。アートフェア東京2018では初出品ながら、多くの注目を集め
ました。初個展となる今回は新作を中心に展示し、白の風景へといざないます。
オープニング・レセプション
28日(土) 14:00 - 16:00
ご予約不要、参加費無料