大阪府立大学の場数つくり

経験が「実際に見たり聞いたりおこなったりして、
まだしたことがない状態から、したことがあるという状態に移ること」
だとしたら、「ふつうの人」と「ふつうだとみなされていない人」が
絡み合う経験はまだまだ少ない。
絡み合う場数が多ければ良いってもんじゃない!って
ご意見もあるかもしれませんが、僕はそうは思いません。
絡み合う場数を増やせば良い!乱暴に言うと、それだけで良いんです。

深くご縁のある大阪府立大学ではそんな場数を増やす活動をしています。
「学生有志が知的障がい者の方々に対し教育を受ける場の提供を目的に
企画・運営を行っている『オープンカレッジ』」がそれです。
平成29年度「障害者の生涯支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。
「大阪府内に居住する18歳以上の知的障がい者を対象とし、
現在は2年間のプログラムで、月に1日程度、開講」、
「講師は大学教員や社会人で、座学だけでなく遠足、修学旅行、
学園祭参加などのイベント交流や社会参加を行っている」。

場数を増やすことは、依存先を増やすことです。
依存先が増えれば、自立も可能なはず。
太い一本の糸より、細くい数本、数十本の糸で編んだネットの方がいい。
一本の糸が切れてもなんとかなる。
場数を増やして、細い糸を手繰り寄せてください。
過去にはインカーブのアーティストも参加させていただきました。

一点ご注意を。<大阪府内に居住する>が条件です。
全国に広がることを祈っています。
https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20171017/

「ART OSAKA 2018」

ひさしぶりにギャラリーインカーブ|京都が
「ART OSAKA 2018」に出展します。
一般会期は7月7日(土)と7月8日(日) の2日間です。
両日とも大阪は大雨、大風のようですがお時間があえば遊びに来てください!

ART OSAKA 2018
https://www.artosaka.jp/jp
https://www.artosaka.jp/jp/gallery/g-6003
http://g-incurve.jp/exhibitions/ex_180707gi_ao.html

一般公開
7月7日(土) 11:00-20:00
7月8日(日) 11:00-19:00
※ご入場はフェア終了の1時間前まで

新木画伯はすごい!
ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)が
開催する世界最大規模の公募展「サマー・エキシビション」に、
インカーブのアーティスト・新木友行がデビューしました。
過去には建築家の隈研吾さんもここでデビューされたようです。
今回は250回目の記念公募展。
キュレーターはグレイソン・ペリーです。
https://www.royalacademy.org.uk/exhi…/summer-exhibition-2018
昨日の朝日新聞夕刊(東京版)でも大きく報じられました。
「新木は『うれしいが通過点。東京で個展を開いたり、
世界のアートフェアへ出品をしたりして、
これからも多くの人に作品を見てもらいたい」(文化面p4)。
この公募展を「通過点」とよぶ、新木画伯は、すごい!
https://www.asahi.com/articles/DA3S13568821.html

「障がいのある方と働く」ことは特別なことか。
なぜ、あなたは「障がいのある方と働く」ことを欲しているのか。
そんな問いに私なりに答えがだせれたらいいなと思います。
7月12日(木)大阪で講演とパネルディスカッションに参加させていただきます。
対象は「社会福祉施設に勤務する役職員」となっていますが、
福祉って特別なものではないので一般のかたでも大丈夫だと思います。
すみません問い合わせてくだだい。
個人的には関西学院大学 名誉教授 牧里毎治先生と
同じ舞台にあがれることをとても楽しみにしています。
もし、お時間があればぜひお越しください。

【セミナー名】さまざまな人権問題に関する研修会
【テーマ】障がい者と働く場~新たなカタチを想像する~
【主催】福祉と人権の研修ネットワークおおさか
(大阪府社会福祉協議会・大阪府地域福祉推進財団)
【日時】平成30年7月12日(木)13時30分~17時
【会場】大阪府社会福祉会館
〒542-0012 大阪府大阪市中央区谷町7丁目4-15
【対象】社会福祉施設に勤務する役職員
(新任等一般職員クラスから管理者・役員まで幅広く受講可能)100名程度

【プログラム予定】
1:講義(13:30~14:30)
社会福祉法人 素王会 アトリエ インカーブ 今中博之氏

2:福祉現場からの実践報告(14:30~15:30)
社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団 南河内南障害者就業
・生活支援センター センター長 坪倉浩治氏
NPO法人ソーシャルデザインワークス 事務局長 松隈茂雄氏

3:パネルディスカッション(15:40~16:55)
パネラー 今中博之氏 坪倉浩治氏 松隈茂雄氏
コーディネーター 関西学院大学 名誉教授 牧里毎治氏

【参加費】無料

【お問合せ先】
大阪府社会福祉協議会 大阪福祉人材支援センター研修グループ
担当:徳本、矢田
TEL:06-6762-9035 FAX:06-6764-5149

「障害者文化芸術活動推進法」が6月7日、
衆院本会議で全会一致で可決、成立しました。
議員立法ゆえ、われわれにはその法案の内容が不透明でしたが、
その議案の「案」がとれ、形が見えてきました。
私にはどのようにフレームが決まり、
ディテールがデザインさてたかはまったくわかりません。
「議員立法だから仕方がいない」と言われればそれまでなのですが…
やはり、もっとオープンに話が進めばよかったですね。残念です。
「議案要旨」「提出法律案」は以下のHPをご覧ください。
私が注目したいのは「人材育成」です。
障がいのあるアーティストと同伴してくださる「プロの人材」
(ここでプロというのは「福祉」と「アート」を架橋できる能力をもつ人)を
生み出していくような施策になることを願っています。
そして彼らの作品を「市場で価値化していく」ことも議論してください。
それはいま文化庁が進めているたの施策とも連関します。
法は施行してかが勝負です。
そもそも芸術に国や地方公共団体が関与していいのか?
それは福祉が絡むからいたしかたないのか?
美術館側に「障害者文化芸術」を受け入れる素養があるのか?
などなど疑問点・改良点は多々あるように思います。

ps6月8日付けの毎日新聞では「『アール・ブリュット』
(生(き)の芸術)と呼ばれる障害者アートを広めることを目指す
『障害者文化芸術活動推進法』」とありましたが、大きな間違いですね。
「アール・ブリュット」は「障害者アート」ではありませんし、
「障害者文化芸術活動推進法」には「「アール・ブリュット」という名付けは出ていません。
不注意な名付け・マスコミによる扇動は危険です。その「カテゴライズ」は
「特定の人にスティグマ(烙印)」を与えます。
抗することが難しい障がい者が対象の事案だからこそ、
慎重になっていただきたいと思います。

障害者文化芸術活動推進法↓
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/196/meisai/m196100196007.htm
毎日新聞2018年6月8日 大阪朝刊↓
http://mainichi.jp/articles/20180608/ddn/012/010/055000c

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