2014年1月30日〜2月2日にスイス・ジュネーブで
現代アートとデザインのフェア「art geneve」が開催されました。
新木友行の作品が出品され高評価を得ました。
///artgenève///2014//////artgenève///2014///
大きな作費ン1点、小さな作品2点が販売されました。
購入していただいたのは以前パリで新木作品を購入いただいたアートパトロンさん。
http://artgeneve.ch/en/

来月開催される日本最大の市場・「アートフェア東京」と比べると
art geneveの来場者数は1/4程度、約12,000人。
ただ現地のキュレーター曰く「現代美術の美術館や財団の
キュレーターもいい反応を示していたので、新木作品の現代美術としての展開に
可能性があると手応えを感じた」とのこと。
フラットな土俵で新木の作品が評価されることを嬉しく思うと同時に、
新木は「高い山になる人」なんやと思います。
インカーブを巣立つ日も近いような気がします。

作品を愛でることで満足しがちな日本人、と。
作品を手元に置くことで満足しがちな海外のコレクター。

どちらが、どうのとはいえませんが……アーティストたちの
生活(泣く、笑う、怒る、食う、病む)を共にしている
アトリエインカーブは後者を求める必要も時としてあります。
ただ乱暴に「作品が売れればいい!」では福祉×アートの領域の仕事としては失格です。
「みてもらうだけでいい!」でも福祉×アートの領域の仕事としては消極的すぎます。

安心安全な生活を守りきることが第一義です。
何故ならアトリエインカーブは
どこまでいっても社会福祉事業だからです。
そのうえで、何故、作品を愛でる展覧会をするのか?
何故、作品の販売を行うのか?
そんなことを福祉×アートの領域で生業を得ている我々が
覚悟をもって言葉にする必要があります。
その言葉をアーティストにも、お母ちゃんにも、
厚労省にも文科省にも地方行政にも届ける必要があります。

「私は社会福祉関係だから、芸術やデザインは門外漢。
わ・か・り・ま・せ・ん」ではアーティストの黒子としては役不足です。
作品が売れることでナーバスになるアーティスト。
展覧会をすることでモチベーションが上がる方もいれば、
次回の展覧会に出品できないのではないかと病むアーティストもいます。
そんな人間の苦と欲を丸抱えすることが福祉×アートの仕事です。
一時だけ参加する美術館の学芸員や
アーティストを抱えず展覧会の企画だけを行っている福祉団体が理解できるものではありません。

「海外の展覧会に出た!販売できた!有名人が来てくれた!」などの喜びは長続きしません。
必ず残酷な見返りがあることを我々黒子はキモに命じるべきだと思っています。