今朝、編集者から届いた雑誌をめくっていると
東大・松井さんの小論
「市場を通して自立のための依存先を増やす」が掲載されていました。
引っかかりポイントは至極当たり前の
「人はひとりでは生きていけない」という言葉。
人は狩猟採集の時代から家族をつくり
その外周に共同体をつくって自らを守ってきました。
つまり二重構造だったわけですね。
狩猟採集民の村は150名程度の人数で構成されていて
「顔が見える社会」だったといわれてます
(レヴィ=ストロースは『悲しき熱帯II』のなかで
ポロロ族の村を指して同様のことを述べていました)。
現代ではその域を大きく超え「顔の見えない社会」で暮らしています。
松井さんは顔の見えないもの同士が集まることろで、
人と人がつながっていくための重要な要素として「市場」があると書きます。
「この顔が見えない取引というのは、
言い換えれば顔で差別をしない取引ともいえます。
つまり、市場の中には年齢や性別、ハンディキャップの有無などで
人を差別しないという行動規範が存在しているのです。
だからこそ市場は、人と人をつなげていくのです。」

勇気をもって障がいのあるアーティストの作品を
「顔で差別をしない取引」に委ねてみてはいかがでしょう。
もしその時がきたら市場は万全ではない、
市場には怖い人もいるかも…と呪文をくりながら歩みを進めてくださいね。
くれぐれも勢いだけで進めてはいけません。
どうせ「人はひとりでは生きていけない」。
だから「顔が見える社会」と「顔の見えない社会」を
行ったり来たりしながら自らを守るべきなのです。
そんなこんなを考える初めの一歩にオススメです、松井さんの小論。
『第三文明』来年2019年2月号 p23-p25。
(12月28日発売だそうです)
https://www.amazon.co.jp/%E7%AC%AC%E4%B8%89%E6%96%87%E6%98%8E-2019%E5%B9%B4-02-%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E9%9B%91%E8%AA%8C/dp/B07K138XKF/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1545876818&sr=8-3&keywords=%E7%AC%AC%E4%B8%89%E6%96%87%E6%98%8E