「障害者文化芸術活動推進法」が6月7日、
衆院本会議で全会一致で可決、成立しました。
議員立法ゆえ、われわれにはその法案の内容が不透明でしたが、
その議案の「案」がとれ、形が見えてきました。
私にはどのようにフレームが決まり、
ディテールがデザインさてたかはまったくわかりません。
「議員立法だから仕方がいない」と言われればそれまでなのですが…
やはり、もっとオープンに話が進めばよかったですね。残念です。
「議案要旨」「提出法律案」は以下のHPをご覧ください。
私が注目したいのは「人材育成」です。
障がいのあるアーティストと同伴してくださる「プロの人材」
(ここでプロというのは「福祉」と「アート」を架橋できる能力をもつ人)を
生み出していくような施策になることを願っています。
そして彼らの作品を「市場で価値化していく」ことも議論してください。
それはいま文化庁が進めているたの施策とも連関します。
法は施行してかが勝負です。
そもそも芸術に国や地方公共団体が関与していいのか?
それは福祉が絡むからいたしかたないのか?
美術館側に「障害者文化芸術」を受け入れる素養があるのか?
などなど疑問点・改良点は多々あるように思います。

ps6月8日付けの毎日新聞では「『アール・ブリュット』
(生(き)の芸術)と呼ばれる障害者アートを広めることを目指す
『障害者文化芸術活動推進法』」とありましたが、大きな間違いですね。
「アール・ブリュット」は「障害者アート」ではありませんし、
「障害者文化芸術活動推進法」には「「アール・ブリュット」という名付けは出ていません。
不注意な名付け・マスコミによる扇動は危険です。その「カテゴライズ」は
「特定の人にスティグマ(烙印)」を与えます。
抗することが難しい障がい者が対象の事案だからこそ、
慎重になっていただきたいと思います。

障害者文化芸術活動推進法↓
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/196/meisai/m196100196007.htm
毎日新聞2018年6月8日 大阪朝刊↓
http://mainichi.jp/articles/20180608/ddn/012/010/055000c