「障害者芸術支援フォーラム」の骨格が出来上がる前のことです。
村木厚子さん(元厚労省事務次官/フォーラムでビデオレターを
くださいます)から手渡された朝日新聞「折々のことば」を見ながら、
こんな話をしました。「ある思想や運動に『ひとつの壁をつくることで、
ひとりの囚人じゃなくて、ふたりの囚人が誕生する』(デイヴィッド・ドゥカヴニー)。
そんな自体は避けなければならない……障がいのあるアーティスト主体で考えれば団体間で
壁をつくるのは本末転倒だよね」。
「折々のことば」の著者・鷲田清一さんは、記事本文でこのように続けます。
「壁をつくり誰かを閉めだすというのは、壁の中に自分を閉じ込め出られなくすること。
牛が聖なる動物として扱われるインドをめざして農場を抜け出た雌牛は、
行く先々でこうした仕切りに出くわし、『わたしたち、なんだか、
ただ壁から壁へと移動してるだけなんじゃないかしら』とため息をつく。
家畜たちを主人公にした現代の寓話(ぐうわ)「ホーリー・カウ」(菊池由美訳)から」2016.5.28。
他者を締め出すため/排除するために壁をつくれば、
自らも壁に囲われ閉じ込められる……障がい者の芸術活動を壁で囲わないために、
障がいのあるアーティスト、ご家族、そしてその伴走者であるアート系施設のスタッフさん。
自らの立ち位置を確認するために、このフォーラムを使ってください。
くわえて障害者文化芸術推進法(案)を進める超党派の政治家さん、厚労省・文化庁のお役人、
美術と福祉の研究者。2020年にむけて議論することは、まだまだあるはずです。
https://www.diversity-in-the-arts.jp/news/2642
申込み:https://goo.gl/forms/m3rVPOaPSnYkShvY2
※応募締切 8月25日(金)