明日22日(水)の夕方、「アトリエインカーブJr.」(以下、Jr.)が
毎日放送「VOICE」(18:15から19:00内7〜8分の特集)で紹介されます。
お時間があえば、ぜひご覧下さい。
いつものことですが、社会情勢により、放送日時が予告なく変更になる場合があります。何卒ご了承下さいませ。

ところでJr.は、平成24年4月の児童福祉法で位置づけられた「放課後等ディサービス」として
運営されていることをご存知だったでしょうか?
「アトリエインカーブ」とは法体系が違うのです。
この支援サービスは、まだまだ新しい施策ということもあって、行政(厚労省)も手探りの状態にあるようです。
もっとも彼らが頭を悩ませているのは「利用する子どもや保護者のニーズは様々で、提供される支援の内容は多種多様であり、
支援の質の観点からも<大きな開き>があるとの指摘がなされている状況」にあることです。
つまり多様性・多義性であるが故に焦点がボヤケル。
そして支援の質に<大きな開き>が出てしまうという、現実です。
一方、普遍性を重んじすぎると、単一主義に陥る。俗にいう近代とポスト近代の論と同じです。
「支援の一定の質を担保するための全国共通の枠組みが必要であるため、障害児への支援の基本的事項や
職員の専門性の確保等を定めたガイドラインの策定が必要」。
「しかし放課後等デイサービスはこうあるべきということについて、特定の枠にはめるような形で具体性をもって
示すことは技術的にも困難であり、支援の多様性自体は否定されるべきものではない。
しかしながら、提供される支援の形態は多様であっても、障害のある学齢期の子どもの健全な育成を図るという
支援の根幹は共通しているはずであり、したがって、放課後等デイサービスを提供する事業所が、
その支援の質の向上のために留意しなければならない基本的事項もまた共通するはずである」
(厚労省HP:「放課後等デイサービスガイドラインについて」を参照
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000082831.html)というのです。

彼らが何が言いたいのかを平たくいうと「『多種多様な支援』を行う事業者が、
ほんま『多種多様』で。加えて営利目的のヤヤコシイ事業者も続々と参入してて、行き先が不安ですわ」ということです。
年月を経ればヤヤコシイ事業者は自然淘汰されるでしょうし、行政でも一定のルールを考えてくれると思います。

そして、問題がもう1点。
インカーブが生まれた15年前にも感じたことですが、いまだに障がい者サービスは「金太郎アメ」なのです。
「放課後等ディサービス」も同じです。これといった特長がない。
確かに量は供給されましたが、やっていることは似たり寄ったりの旧来のルーティンワーク
(すべての事業者が先鋭的であれ!と言ってるのではありませんが)。
先ほどBlogにアップしたテーマではないですが「宗教×福祉」「農業×福祉」「芸術×福祉」のように
横断的事業を運営しないかぎり、いつまでたっても障がい者サービスは「金太郎アメ」。
これでは本当の「多種多様」ではありません。
事業者が多種多様になってきたことで、傷を負うケースも出てきます。
しかし裏を返せばチャンスかもしれません。その傷が致命傷にならない限り、われわれは受容すべきかもしれません。
淘汰された先にクオリティの高い障がい者サービスが誕生することを祈りつつ。
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