過去の記事 → 2017年03月

ダイバーシティの理想を進むことは
「和製アール・ブリュットを超えて行く」ことにある。
今朝のYahoo!ニュースでインカーブがピックアップされています。
本論のテーマは「今、アートで沸騰するダイバーシティ。(その1:美術市場報告)」。
報告者は、佐多直厚さん(株式会社電通 電通総研 研究主幹電通ダイバーシティ・ラボ)です。
今日から始まるアート市場「アートフェア東京」は、
古美術あり、現代美術あり、多様な時代と背景を包含するアートフェアです。
ギャラリーを運営する母体も営利法人からインカーブのような社会福祉法人まで様々。
佐多さんは、それを「ダイバーシティ&インクルージョンの理想」と位置付けます。
その末席でインカーブの活動をご紹介いただきました。

「ダイバーシティ&インクルージョンの理想」は、『夢』なのかもしれません。
欲望のない人はいません。
差別心を起こさない人もいません。
カテゴライズすることで生き延びてきたのが人です。
でも「理想」や「夢」がなければ、
半歩も進めないのも人なんだと思います。
市場とアートと福祉。
水と油のような関係だと市場をないがしろにしてきたのが
いままでの障がい者就労であり、彼らのアート活動です。
ダイバーシティの理想を市場的観点で見るのも、アリだと思います。
https://news.yahoo.co.jp/byline/satanaoatsu/20170316-00063002/

森田静香、おめでとう!!

さっき、森田静香が「社会福祉士」になりました!!
ながいながい実践と勉強が実りました。
インカーブのスタッフでは、7人目の合格。
(その7人は社会福祉士であり、学芸員です)
彼らは、福祉畑の人間ではありません。
デザインや美術を学んできたものばかりです。
モノ作りの世界から福祉をみる、
そして福祉からモノ作りの世界を見る。
その行ったり来たりが素敵だなと思います。
現在インカーブでは、3人の社会人兼学生君がいます。
大学に通うものがいたり、学芸員や社会福祉士に挑むものがいたり。
それぞれのスピードで、それぞれの学びを深めてもらうことが一番です。
人こそ宝。年々その思いがつのります。
静香!ほんとによく頑張りました!!
メデタイ!!
http://incurve.jp/about/staff_morita.html


いざ、「アートフェア東京」。
本年度、最後のインカーブの挑戦です。
16日はプレビュー、17日から一般公開です。
(今中は最終日19日の15時ぐらいからハデな車椅子で
会場を廻っています。気軽にお声がけ下さい!)

今回は阪本 剛史(Takeshi Sakamoto)の個展です。
阪本<だけ>のフェアに仕立てました。
仮に「たくさんのアーティストにチャンスを!
それが『多様性』である」なんて福祉サイドから抗弁をいただくと、
今回のフェアは、その真逆。
でも、<だけ>が許されるのが「アートなのだ」と言えるかもしれません。
「横並び」が尊重され、それを良しとする社会を作ってきて、
息苦しくなってしまいました。
私がよく使うフレーズに「山高ければ、裾ひろし」なんてのがあります。
われわれ(特に福祉事業者)は、「裾をひろくする」ことに
エネルギーを費やしてきました。
行政はそれがキモ、それがミッションだと思い込んでいます。
決して間違った行程はありません。
でもしかし、「山が高く」なければ「裾はひろがりません」。
<私だけ/あなただけ>を良しとする、とても贅沢なアートフェアを作りました。
ぜひ、遊びに来てください。

ps先日のNY展と今回の東京展を総括した「図録」を絶賛作成中です。
日本の学芸員やインディペンデント・キュレーター、
NYのフォークアートのコレクターから
「障がい者の芸術活動」を俯瞰しつつ、
官製化しつつある「和製アールブリュット」への疑念と失望。
そして「あるべき姿のアールブリュット」が「その人の立場」で語られています。
また、松井彰彦さん(東京大学大学院経済学研究科)から
インカーブの「市場の力」をテーマに論考を寄せていただきました。
ぜひ、みなさんに読んでいただきたい図録です。
ただ、たくさんの冊数を印刷するだけの
財力がインカーブにはありません…。
そこで、図録が完成したら(たぶん5月初旬)、
ご希望者の方々にお届けさせていただこうと思います。
合計何冊、お届けできるかは、まったく未定です。
すみません。
オイオイ、FB等でお知らせさせていただきます。
https://artfairtokyo.com/2017/galleries/206
https://artfairtokyo.com/2017
http://incurve.jp/artists/artists_sakamoto.html

海を渡り、準備、完了!!

海を渡り、無事に作品がNYに届きました!
間髪入れず、手早く展示設営。
さすがベテランスタッフの林&三宅。
その施工クオリティとスピードは、乃村工藝社
(かつて私が働いていた会社)を上回る勢いです(笑)。
最後の仕上げのライティングは、フェアのルール上、
専門の設営部隊がサポートします。

日本のアートフェア会場の壁高さは2400〜3000。
一方、海外は3500〜4500です。
壁量が増えると小品で「見せ場」を作り出すことは困難になります。
大きな作品をアイキャッチにしながら、小品を点在させるという
展示デザインも。
国内と国外の展示デザインの違いですね。

明日の18時からプレビューです!
アーティストたちの作品を好いてくださる方に巡り会えますように。
http://thepaperfair.com/ny
http://g-incurve.jp/exhibitions/ex_170302gi_paper.html

NY・アート オン ペーパー 2017

明日から「NY・アート オン ペーパー 2017」がスタートします。
インカーブにとっては、3回目の海外チャレンジ
(初回はNY・スコープ、2回目はアートステージ・シンガポール)です。
お友達がNYに滞在(旅行中)されているなら、
ぜひぜひお声がけください!!

現在NYは、アートウィーク。
なかでも「アート オン ペーパー」は、紙を素材とした作品が
展示される世界でもユニークなアートフェアです。
ニューヨークだけでなく、ロンドンやパリからも先鋭的な
現代アートのギャラリーが集結します。
今回は、新木友行・寺尾勝広・阪本剛史・寺井良介の
4人のアーティストをご紹介します。

我が国の厚労&文化行政は、「障がい者の芸術表現」を「囲み」がちです。
それは、福祉施設にも、<お客様>にも言えることだと思います。
NYやシンガポールでは、アーティストの属性(例えば「障がい」
とか「国籍」とか)を問うような質問は、まずありません。
他方、「アートフェア東京」(今月16日から開催)では、
頻繁に問われます。
この差異は、「平均」を良かれとしてきた日本の「教育」
(特に初等教育)に起因しているのではないかと考えています。
「違い」を良かれとしたものが美術です。
肌の色の違いや、言語の違い、身体や知能に着目した議論をした上で
鑑賞するなんて、少しマナー違反だと思うのですが。
「作品を鑑賞すること」で「違うこと」に気づき、肯定し、
尊重する、そんな当たり前の文化が育てばいいですね。
3回目の海外チャレンジで、また日本のあり方を考えることが
できそうです。
そろそろ現場設営も終わり。
報告はオイオイにさせていただきます。
http://thepaperfair.com/ny
http://g-incurve.jp/exhibitions/ex_170302gi_paper.html

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